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ウイニングブラッド~近未来競馬物語~  作者: うーた。
第1章
53/130

アブソルートvs日本


2041年の凱旋門賞は結果として8頭の出走と小頭数での開催となった。この8頭という数字は凱旋門賞の歴史上2番目に少ない数字だ。


1941年に7頭での開催もあるが、2008年以降はレースの賞金も増えたので、超一流以外の馬の出走も増えていたので近年ではかなり珍しい事態となった。

近年最強馬に君臨し続けるアブソルートが出走したとしても、万が一勝ったら大金星と出走できるなら出走しようという傾向だった。


しかし今年は様子が違っていた。

アブソルートは9歳になっても衰え知らず、そして昨年からのアブソルート産駒の台頭で今年は4歳代表で13戦無敗のフランシスが出走。


3歳アブソルート産駒の代表ではダンシングカレィジとモチベーションも王道レースで勝ち負けしている2頭。

そして日本から参戦してくる3歳馬の2頭はその馬たちに勝ってきた馬ということで、仮に出走しても掲示板も難しい状況から回避傾向に向かったのだった。


その他はドイツ産駒の名牝レインドリームとインゼルジャパンが出走するが、レインドリームは日本のオーナーがこのレースの前に半分権利を買ってこのレースの後に日本で1走して繁殖入りする予定とのことで、インゼルジャパンもレジェンド鷹極に凱旋門賞を勝たせたいオーナーが購入して強引に出走してきた。


つまりこのレースは完全にアブソルートvs日本という構図になったのだ!!


ーーーーーーーーーーーーーーー


日本のテレビで凱旋門賞直前の番組が放送された。

【凱旋門賞直前スペシャル〜いつ勝つの今でしょ〜】

競馬好きのタレント森修氏が司会するフジテレビの番組である。


森修「いやあ今年は日本馬大チャンスじゃないですか?」

森修の司会進行で番組が開始される、そこに元JRAジョッキーやフジのアナウンサー、競馬好きのタレントや芸人が意見している。


日本のテレビ番組のために予想は日本馬贔屓の意見と、鷹騎手にも頑張ってもらいたいという予想とは言い難い討論が続いていた。


そんな番組進行にSNS上で文句を言っている競馬ファンもいるが、しかしそんな贔屓目を抜きにしても今年の日本馬には期待できると考えている競馬ファンは多かった!


ダービーで東京競馬場2400mで世界レコードタイムでワンツーした2頭への期待だ。1頭は日本史上最速で逃げられる馬でもう1頭は史上最高の末脚を使える馬なのだから。



そしてその2頭の主戦騎手、福山祐翠と風切春馬がフランスの地に降り立ったーーー



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