不味そうな血
こちらの物語はフィクションです。
ひらっっ
紙をめくり取り、私は瞬きも出来ないくらい心拍数が上がっていた。
『おかぇリイ…ミモザぁ』
欲望はドロドロに溶けて幸せそうに笑い消えた。痛みも消え元の世界に戻ったようだ。静まり返っていた場所が騒がしくなり始めた。そこに瓶がカランっと落ちてきた。瓶は割れてなかった。
「疲れた」私はそう思い、一気に大きなため息が出てきた…
「おめでと西瓜。大丈夫、その欲望の能力だから倒せば元に戻るわ。その瓶拾ってよく見てくれる?」
紫陽がニコリとこちらへ笑ってみせた。私は瓶に近づいて拾ってみると、びっくりして落としそうになってしまった。
「何なの…」
「気持ち悪い、触りたくない」と思った。ドス黒い血が入った瓶。あの雨とは少し違って人の血のような気がする。瓶には包丁のマークのシールと、欲望の本文?…みたいな物が書いてある。
「それね、血瓶って言うのよ、凄く脆いから気をつけて。飲むと体に馴染みやすいから魔法少女の血が増えるの。それと手に出すとシール通りの物が出るわ。瓶は特殊な温度で保たれているから移し替えるのは出来なかったわ…」
ペラペラと紫陽は血瓶の説明を始めた、どうやら血瓶は移し替えも持ち運びも不可。私の場合ケースがない限り包丁の状態にしても持ち運びは無理だろう…。裏には欲望を叶える時の欲望に関しての情報や、過去などを簡潔にまとめられているらしい。さっきの激痛は欲望の能力らしい。能力は個体それぞれ違って対策が取れないらしい
欲望の情報は、飼い猫が家に入った泥棒に大きな声で鳴く気づかれると厄介だからその場にあった包丁で殺されたらしい。金品は盗まれ、飼い猫も殺されたから、大量の血と共に飼い猫を生き返らせた。
「はえー、私は飼い主を殺したんじゃなくて、飼い主の欲望を殺したのか」
紫陽は私が言ったことに付け足した
「願い事を叶う代償に差し出した血がその欲望を作る元になってるの。欲望は魔法少女を殺して魔法少女の血を欲望の飼い主に届ける性質があるの。欲望を殺したら私達の血が増える。でも安心して、代償を潰しただけだから叶った事は消えていないわ。」
私は安心した。飼い主が再び私達のせいで猫が消えてしまうと思っていたから。
私はペンをポケットに入れて、血瓶を記念に持って帰った。
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