だいじょうぶ
「第一被験者・・・俺がこの世界来るより遥か昔からこの世界にいるプレイヤーも居るよな。何故だ?」
「チュートリアル空間のバグのせいですね。時間の流れにミスが有り、チュートリアル空間の時間の流れが非常に遅かったせいで、サモパラの世界に来た時点でかなり遅れたのです。無論、すぐに対策は取ってますので、チュートリアルを受けたのはご主人様だけです」
そんな事になってたのか。
そして、俺を犠牲にして他の奴が助かっただけじゃん。
まあ、俺が最後もめたのも悪化要因の1つだろうけど。
「ゲームクリアって?」
「よくある報酬です。何でも望みがかなう、っていう。ゲーム内の記憶を保持したまま元の世界に戻れるのも魅力ですね」
「つまり、元の世界に戻るには、ゲームクリアする必要が有ると?」
「いえ、死んだあと、諦める、を選べば、記憶やこの世界に参加出来る可能性を消した上で、元の世界、元の時間に戻ります。内緒ですよ?」
結構良心的だった。
まあ、広まったら自殺するやつも出るしな。
「つまり、強くなって、強い6体のボスを倒せば良いんだな」
「はい、そういう事です」
レインが微笑んで言う。
分かりやすい。
「プレイヤーが原初・悪魔の本体を引き出してしまい、復活させてしまう危険は無いのか?」
ついでに気になっていた事を聞く。
「原初・悪魔は虚数領域に封印されていて、サモナーは情報を投影して取得します。直接繋がる訳ではないので、その心配は無いですね」
分からないが、とりあえず心配無いらしい。
「わふー、復活しかけた悪魔が仕込んだ、名付けの際に根源への経路を直接繋ぎ力を取り出せるようにする罠スキルでも使わない限り、大丈夫です」
ダリオが言う。
自白かな。
「やけに具体的ですね?」
レインがきょとんとして尋ねる。
「わふー、有り得ないと言いたかっただけなのです」
ダリオがくるくる回る。
「とりあえず、明日からは、みんなのレベル上げ・・・☆7への進化と、固有ダンジョン攻略によるレベル上限解放・・・そして、下位・原初・悪魔へのリベンジだ」
こくり、みんな頷く。
「では、レイン以外は、ゆっくり休んでくれ」
「・・・お手柔らかに・・・あ、でも少し激しくても・・・」
レインがそっと抱き付いてきた。
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朝。
何時もより遅い時間に起き、ライが用意してくれた朝食をとる。
「うう・・・朝食の準備任せてごめんなさい」
レインがライに謝り、
「いえいえ、あれだけご主人様が楽しそうだったので、私も嬉しいですよ。流石レインです」
ライが微笑む。




