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【やり直し】死んで、女の子に生まれ変わって自分を殺したやつと婚約した件【人生】  作者: 稲村つむじ


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10/19

九話目



二ヶ月後。

ノア殿下闇堕ち案件当日。

つまりは、観劇当日である。

自室にて、俺はメイドたちにオメカシをされながら新しく立てた掲示板に書き込みを始めた。

メイドたちもいるので、思考入力である。


――――――


1:スレ主

殿下との、保護者同伴のデートまで漕ぎ着けたぜ!

誰か褒めて?


2:名無しの転生者

お、おう?


3:スレ主

あ、俺はアレだ

恋人のために、神様の力を借りて女の子に転生したスレ主だ

一周目の世界で自分を殺したやつと婚約したスレ主だ


4:名無しの転生者

あ、あー、はいはい

なんか後々ヤバいことになる王様予定の子と婚約したスレ主か


5:スレ主

(*´・д`)-д-)))ソゥソゥ

そのスレ主だ


6:名無しの転生者

なんでデートに保護者同伴なん??


7:スレ主

現在の俺→三歳

婚約者殿下→五歳


子供だけで遊びに行けと??

子供だけで観劇しろと??


8:名無しの転生者

あー( ̄▽ ̄;)

たしかに保護者必要だわwww


9:名無しの転生者

観劇って

闇堕ち案件のか

チケットとれたの??


10:名無しの転生者

どうやってチケット手に入れたんだ??


11:スレ主

根回しした


12:名無しの転生者

三歳の子供がどうやって根回ししたんだよ?


13:スレ主

まず、殿下を助けたことで

俺は殿下のお母様、……お義母様でいいか

お義母さまの覚えがめでたくなってな

お茶会に頻繁に呼ばれるようになったんだ

で、最近お芝居に興味ある~って話題出してさ

二ヶ月後のお芝居……演劇のことが気になる~ってハイテンションで言ったんだ

そしたらお義母様が、


「その劇なら二ヶ月後に見に行くから、一緒に行きましょう」


って言ってくれたんだ

んで、トントン拍子に話が進んだってわけ


14:名無しの転生者

え、えぇ(困惑)


15:名無しの転生者

そんな上手くいくもんなの??


16:スレ主

まぁ、殿下の命を体張って守ったってのが効果あったな

殿下からしたら、可愛い婚約者兼恩人の(俺なσ(゜Д゜*))お願いでもあるから

殿下からも、一緒に行きたいって口添えしてもらったんだ


17:名無しの転生者

なるほどなぁ


18:スレ主

親子水入らずのお忍びでの観劇だから

出来るなら邪魔したくないが

前世の恋人の未来のためだからな

あと、殿下の闇堕ち回避のためだから


19:名無しの転生者

>>18

>あと、殿下の闇堕ち回避のため

なんでメインがついでっぽいのwww


20:名無しの転生者

スレ主、もう龍皇のこと憎んでないんか??


21:スレ主

>>20

少なくとも、今の龍皇はまだなにもしてないから

それに、さすがにアレを見たらなぁ


22:名無しの転生者

アレ??


23:名無しの転生者

アレってなに??


――――――


俺は思い出す。

襲撃の際、怖がって泣きじゃくっていた殿下のことを思い出す。

まだ、本当に小さな五歳の子供でしかない。

俺が怪我して、血を流した事にも驚いて泣いたようにも見えた。

そのあと、わざわざ城にいるという調合師に頼んで薬を作ってもらってきた。

身分で言うなら、下の者である俺のために。

おそらく、本来の龍皇は優しく気遣いのできる性格だったのだろう。

それが、度重なる襲撃、暗殺未遂によって闇堕ちしてしまった。

可哀想だと、そう思ってしまったのだ。


――――――


28:スレ主

まぁ、いろいろあったってことだよ


――――――


そう書き込むだけにしておいた。

同時に、おめかしが終わった。



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