表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
67/100

第66話 「欲望」

キングピラー【上層】


【D】のフロア


  第二ノ扉【Desire】




静寂に包まれたフロア…


そして――



パチン。



指の音だけが響く…



その瞬間!!!


景色が(ゆが)むーー



ノクス が楽しそうに笑う。

「さぁ」


「第二ラウンドだ!」



リントが踏み込む!

「ぶっ飛ばす!」


拳。

一直線。



ドン!!



壁が砕ける!!


だが――

ノクスはいない。



横から声。

()しい」



ドカッ!!



蹴りーー

リントが転がる。



キリカが斬り込む。

「そこだっ!」


斬撃。


しかし――


空振りーー



ノクスが笑う。

「君さぁ」


「そこにボクいると思ったのかい?」



キリカの悔しそうな表情。



ルディが目を細めるーー

「違う…」



コトハが端末を見る。

「位置データ……ズレてる」



パチ。

パチ。

パチ…



ノクスが拍手する。

「いいね」


「君らは非常に頭いい」


歩きながら言う。

「人ってさ」


こめかみを指で叩く。

「ここで世界見てる」


ニヤリ…

「つまり…」


「欲望でも見てるってこと」



沈黙!?…



リントが(にら)む。

「何言ってんだお前」



ノクスが笑う。

「簡単だよ」


指を鳴らすーー



パチン。



その瞬間――

リントの目の前にノクス!!



ドンッ!!



拳。


リントが膝をつく。



ノクスが(ささや)く。

「君はさーー」


「殴りたい、倒したい」


「そう強く思ってるよねぇ」



一歩下がるーー


「だから…」


「ボクはそこにいない」


「残念」



ノクスがペロッと舌を出す。



キリカが叫ぶ。

「ふざけた能力!」



ノクスが笑う。

「欲望だよ」


「一番素直な本能!」



ルディが呟く。

「認識操作…」



コトハの目が開く。

「欲望誘導…!」



ノクスが嬉しそうに笑う。

「ご名答~♪」


「ほんとスゴいねぇキミたちは」


「でも…理解だけじゃボクには

届かない」



リントが立ち上がる。

血で染まった身体ーー


それでも笑う。

「はは……」


「なるほどな」



ノクスが首を(かたむ)ける。

「おっ!?理解した?」



リントが笑う。

「いや…」


一歩踏み出す。

「全然」


「でも…」


目が光る。

「面白くなってきた」



ノクスが更に楽しそうに笑う。

「いいね♪」


「キミ」


「ほんと好き」



空気が震えるーー

   リントの周囲。

     "何か"が揺れるーー



ルディが気づく。

「……来る」


キリカが振り向く。

「リント?」



リントが笑う。

「なぁノクス…」



ノクスが答える。

「何?」



リントの声。

静かーー

「欲望なら…」


拳を握る。

「俺にもある!!」



空気が(ゆが)むーー

  キングピラー【上層】ーー



戦いは

  次の段階へ――

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


もし宜しければブックマークお願いいたします。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ