18・軍産複合体で働く日々
首都島でツール開発に従事し始めました。真っ先にやり始めたのは駆逐隊向けの特殊金属加工。ミススル銀という、所謂チタンに似ている金属がこちらにはあるのですが、それを加工してツールの柄にしようと。チタンと合わせると面白くなるのですが、それは違う小説でやってるのでスルー。特殊加工としてミススル銀をツールに組み込むことにしました。
ミススル銀はチタンと違って切れ味よいです。高級武具に使われていたりします。ダンジョン討伐とかやる冒険家とかが使ってますね。
合金を研究しつつ駆逐隊について行ったときの事を思い出してマルチツールを作ります。まずシャベルとハンマーとクワを合体させたい。柵を迅速に作るためにこの3つは欠かせないのですが、かさばるんですよね。シャベルが曲がってクワになればやりやすいかな、ただ曲がるところの強度が出ないでしょうね。うーん、指すところを叩くハンマーは斧と合わせるしかないかなあ、重量が欲しいですよね。
いろいろ考えましたが、出来たのは試案だけ。後世に託しましょう。
開拓島で思った作品は続々と出来上がり、どんどん納入して試験してもらうことに。割と好評かな。
エンチャントさえ出来ればな…
アルコールバーナーと大小焚き火台、ご家庭で炭火焼ができる大小グリル台はすぐに民間に降りてきて、大好評でした。これでタケちゃんに大豆製品をいっぱい食べさせてあげられます!
マルチツールもまあまあ小型化できて、これについているドライバーがこの国の標準規格になりました。今はラジオペンチとプライヤーまでつくフルセットのマルチツールまで出来てます。通常加工はステンレス魔合金。金属の強さと加工技術の問題で大きいですね。私が作れば小さくはできますが、エンチャントがないのでオリジナルには遠く及びません。それでも便利なので駆逐隊向けにミススル銀で作って納入しています。
うーん、なんか完全な安定を手に入れてしまいました。なにかあったらタケちゃんと逃げれば良いし、この国を侵略するレベルで襲ってきてもここの駆逐隊と軍隊は強力ですし。
とりあえずそういうわけで幸せです、ちゃんちゃん。
お付き合いいただきありがとうございました。




