14・凱旋報告しよう
受賞式典は16日後に決まりました。
この16日はPDAの16日なんですが、あんまり役に立ってないです。1日1自転で計算しているようなんですが、朝と夜が1回ずつ来る訳ではないので。2恒星の位置によって昼夜の間隔はバラバラです、ずっと朝もあります。島も浮遊しているため自転速度と合ってない島も数多く見られますしね。また、意図的に動かせますし。感覚としては大きい方の恒星が一回回ったんだな、程度。時間にルーズですよこの星、いや国は。どこの国もそうだと思います。
ま、PDA16日もあれば衣服の調達は十分可能ですね。そんなわけで透け感のある2層の緑ワンピースになりました、手首にくるぶしまで布がある。靴はヒールがあるそうです。履き慣れてないやつだ…!ひさしのない帽子と白い手袋も渡されました。完全な正装ですか。
気配を消すとはいってもベルトポーチを式典に持ち込むわけにはいかないので、控え室に置いていく…と着替えずに移動することになった際にそのまま置き去りにされるので、悩んだのですが、今ある服を入れたいということでごみ袋に使うような大きさのずた袋をもらい、そこに服と一緒に押し込めて一緒に持ってきてもらうことにしました。ベルトにパンツを縛ったから完全に忘れられることはないでしょうさ。当日はこんな感じにすればよいでしょう。控え室で着替えられると思いますけどね。
決まってから続々とお祝いのメッセージが送られてきました。うれしいけどうれしくない方が勝りますね、死刑場にいった訳なので。大学お抱え魔術師と軍のお抱え魔術師のお誘いが来ましたがお断りしました。私は牛に居座られ羊に逃げられながらの開墾の方が性に合ってます。戦闘や実験で死ぬのはごめんです。収入は年金も入りますし十分でしょう。研究したい気持ちは少々ありますけれどねえ。
頂く賞は「名誉国民賞」偉大な活躍をした国民に授与される賞だったと思います。死刑場に送り込んで偉大な活躍ねえ。…ちょっと毒されすぎてますね。牛さんを今度は押し出すんだ…!これです、これが私のポジション。
そういえば採寸したときに身長がわかったのですが147cmだそうです。受け入れがたいこの衝撃。150cmに3cmも足りてねえ…!体重は基準体重で45kg。基準がつくのは島の高度と回る速度で重量が変動するから確定が難しいのです。国際的な取り決めで基準となる島を設定して、そこでの重量を基準としています。基準がわかれば後は魔道で補正かけられますからね。
受賞が決まったせいか監視員はいなくなったので暇なときは繁華街を散策してまわりました。7思考みんな好みが違うので、全員を満たすには何度も足を運ばないといけないのです。それは勿論オシャレも。
―これがいいに決まってるでしょデブ―
―こっちの方がいいわよのろま―
―珍しくA子とB予が喧嘩してる―
―やだーもっと女子高生女子高生しましょうよー―
―TRPG的にはRP出来るこれが―
君たちの頭の中の自分じゃなくて今目の前に写っている147のチビっ娘にあうようにしてね…
開拓村、サバイバル島、ここまでオシャレできてなかったのでオシャレできるようになるとみんなの欲が爆発して大変なことに。何度か倒れかけました。ウナギとの戦闘よりきついわこれ。勿論私もオシャレ戦争には参加してますよ。全員からセンスないっていわれますけど。なぜだ。
あ
今のうちに開拓島行っておこう、挨拶してないしリュックとかまだあるかもしれない。魔術師派遣組合に行ってみよう。
「へ!?売った!?!?」
「うん、あの周辺の島は首都島と速度合わせるのが負担になるからということで半年くらい前にムーレライ国に売られたよっ」
「開拓してた土地や皆さんはどうなったんですか!?」
「そのまま国を移った人がほとんどだねっ。今は移住や移動のための特別運行飛空艇が出ているから移動はすぐだよっ、荷物あるなら行ってみるといいかもねっ。あ、派遣は志願した月で切れてるから、そこまでで清算するからねっ」
お金を精算したその足で魔道飛空艇に乗船、魔道飛空艇は魔道飛行船より速い、頑丈、快適、高い、と1つ上の飛行システムです。これなら行って帰って来れますね。
飛空艇は快適快速で、ちょっとの時間で到着。帰りの時間を聞いて下船しました。
おほー!かわって…るよね、そうだよね。8ヶ月はかなり長いもんね。地球の六倍くらいを考えるといいって裏学園で習った。
とりあえず団長のお家に訪問。カールさんいらっしゃいますかーリンカでーす。
「おお、おお、リンカちゃんではないか!制圧作戦に志願したとだけは聞いておったが、無事だったか!」
「かーるさーぁーん!」とびつきからのだきしめー
そこからカールさんと情報交換。売られて国元に帰った人はいないそうです、そんな場所もお金もない。売られた島の新たな開拓島でやっていこうという人はいたようです。私が抜けて効率がガクーーーーーンと落ちたことにみんな不満を持ってしまって、新しい人を呼んでもらおうにも普通の人を呼ぶお金はないし、疾患持ちでも私並みのバランスが取れてる疾患持ちはおらず…ということで、大変だったようです。
「まあ今はムーレライに国が変わったから魔法使いさんも国から派遣してもらえて、なんとかなっとるよ。ふぉふぉふぉ。そうじゃ、マイケルとルビーネがつがいになるぞ、もう子供はお腹にいるようじゃ。」
「まじすか!?ルビーネさんを落とすとはマイケルやりおるマンだなあ。なんかプレゼントしなきゃ、うーん。」
「後で考えておくといい。しかい53番を攻略するとはのう。リンカちゃんは国の宝じゃな。」
「たまたまですたまたま。」
「それでも最大の難所といわれるような島じゃよ、そうじゃない所に派遣要請が来るのは間違いないのう。」
「ア………ソッカ…」
「政治で殺されないようにな。嫌になったら雲隠れするのだよ。」
「はい」
そこからルビーネさんが加わり結婚話に。おなかをなでりんこさせてもらいました。【これがルビーネ姉様の子供!加護授けよう加護】【@よそに入り込みすぎるのはよくないよ】【^^妾の印も授けよう。きつねは余所の作品にも出しゃばれるから気にするでない。】【@きつねは手に負えない】
ひとしきり話し込んだので元いた部屋へ。綺麗になってましたが、私物はまとめられていたしリュックは吊されたままでした。はぐるまの本も戻ってきてる。
私物と、ポーチにいれなくてもいい品をリュックに詰めた後男の子のところに。
「やあ少年よ。本はおもしろかったかな?」
「ああ!おねーちゃん!とってもおもしろいよ!おいらうさ丸になるんだ!」
「そっかー、今日は久しぶりに来たからお土産があるよ。これはカタンっていってボードゲーム。TRPGセットに、これは一般教養の本だね。中等くらいまで。そしてこれが8巻目までのはぐるまの本」
「凄い一杯!お姉ちゃんここに戻ってくるの!?」
「いや、もうすぐ帰る。この国の人じゃないからね。黙って村を離れたけど表彰されるくらいの事をしたんでそのー、餞別?みんなで大切に使ってね。」
「え、そうなんだ。でもいいの?」
「んー、まあいいかなと、どれも釣り具なんで。これで頭よくなって大きいウバブーを狩れるようになってね。」
ウバブーは牛、バイソン、カリブーを合わせたキメラ動物。よい肉よい革がとれます。凄いでかいし。カリブーは鹿の一種ですね。
「わかった、ウバブー王になるよ!ありがとうお姉ちゃん!」
少年と別れ鍛冶屋さんの所に向かい防具で生き延びたとお礼を述べてから無理矢理ユロルを支払って、防壁の所に。しっかりとした木製防壁になってますね。
さてと、この奥に行ってみますか。




