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人外転生〜鬼の成り上がり〜  作者: アルゴ・リズム
第一章〜鬼の目覚め〜
8/17

異世界6日目 ステータス確認と潜入

思っていたのと違う方向へ進んでしまった6日目です、どうぞ。


追伸・なんとそう文字数6000を超えました!多分今までで最多文字数です。

…切り所がわからなかっただけなのは内緒

「あ"〜…あ?」


むくりと起き上がりいつもの様に伸びをする。伸びをしている時に声が出るが何か違和感がある。


「声だ!声が出せる!」


そう、声だ、やっと声が出せる様になった。

声が出せる様になり喜んでいたが、それ以上に気になることを思い出し、首を傾げる。


「なんで生きてんだ?…ステータス!」


声が出る様になった理由と生き返った理由を求め、ステータスを開く。


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真名:

性別:男性

種族:戦鬼バトルオーガ

魂階:4

身長:188cm

体重:95kg

性格:激情家・冷静

属性:悪《狂》

称号:異界人外・禁忌を侵した者・蘇った者

▼パラメーター

HP:4000

MP:800

筋力:B+

耐久:B-

敏捷:C-

魔力:E+

幸運:D+

能力:B+

▼保有スキル

・《異界漂流者》

・《身体強化魔術・上級》

・《蘇る力》

・《狂おしき食欲》

・《拳闘術》

・《殴打する無情の拳撃》

・《肉体変化》

・《首斬り》

▼固有スキル

・《最適自(ジャスト・レボリュ)己進化ーション・アップグレード


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「うお…進化して種族が戦鬼バトルオーガになってるし、スキルが大量に増えてる…。とりあえず、また一つ一つ確認していくか…」


そう言いつつ、変化したスキルを順番に触り、説明を開く。


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スキル名・効果


スキル名《最適自(ジャスト・レボリュ)己進化ーション・アップグレード

・魂階のランクが上がる速度を強化する。

・魂階のランクが上がった時のステータスの上昇率を上げる。

・魂階のランクが上がった時にスキルのランクも上がる様になる。

・魂階のランクが上がる前の行動でスキルが取得できる様になる。

・魂階のランクを上げる為の最適解が表示される様になる。

・ダメージを食らうと耐性がつく様になる。

・再起不能レベルのダメージを食らった後、死を避ける為の行動が自動で行われる様になる。

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「固有スキルの能力が日に日に強くなるな…」


固有スキルの進化に戸惑いながらも次のスキルを触る。


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スキル名・効果


スキル名《身体強化魔術・上級》

・MPに身体強化効果の追加。

・MPに継続回復リジェネ効果の追加。

・MPを身体に纏った時の強化上昇率補正(大)。

・纏っている状態のMP消費量の軽減(大)。

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「…これで更に継続して戦っていられるな…なんつー脳筋(使える)スキルだ」


どんどん戦闘(使える)(スキル)への道を歩んでいってるのは置いといて、次のスキルへ触れる。


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スキル名・効果


スキル名《蘇る力》

・生きている限り、パラメーター全てが二段階上昇。

・瀕死時、パラメーター全てが一段階上昇。

・死亡時三回まで、蘇り可能。その代わり、蘇り時、パラメーター全てが一段階下降。

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「…やベぇなぁ…チートじゃねーか。有難いんだが…進化した時に何かしたんだろうが、いまいち覚えてないんだよなぁ…使える物は使うけどな」


戦闘狂バトルジャンキーでは無く死闘狂バトルジャンキーの様にも思えてくるが、そんな事は無視して次のスキル見る。


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スキル名・効果


スキル名《拳闘術》

・戦闘時、武器を持っていない場合パラメーターの筋力・敏捷の値が一段階アップ。

・スキル《殴打する無情の拳撃》の習得。

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「…なんだ?これは俺に戦闘狂(脳筋)になれと言っているのか?…次だ」


持っているスキルがパラメーター上昇系ばかりで、まるでお前は戦闘狂(脳筋)だと言われている様で少しイラっとくるが、すぐに切り替え次のスキルを開く。


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スキル名・効果


スキル名《殴打する無情の拳撃》消費MP:50 効果時間60秒 冷却時間180秒

・スキル《拳闘術》により習得する専用スキル。

・スキル名を口に出す事によって、発動する。

・発動すると自分の拳を模した魔力の塊を4つ作り出し、発動後、最初に攻撃した相手を効果時間が切れるまで殴り続けるスキル。攻撃力はパラメーターの魔力と筋力の平均値を基準とする。

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「見てもよく分からんな…?使ってみるか。《殴打する無情の拳撃》」


言い終わった瞬間、体から力の抜ける様な感じがした。(多分MPだろう)MPが体から抜けるがあまり変わった感じがしない。自分の周囲を見てみるが特に何も無かった。とりあえずその状態で近くにあった木に近づき軽く殴ってみる。当然それだけでは木はビクともせずそこに立っているままだ。しかし木を殴った数秒後に異変が起き始める。突然、音も無くボロボロになっていく木に驚いたが見続けていると慣れてきた。肝心の威力の方だが、まず、一発目で木の幹が拳の形に抉れた。次に二発目で木が倒された。そして後からは効果時間が切れるまで木に殴り続け、木が粉々になるまでそれが続いた。


「そこそこ威力は有るな…そして何より視認出来ないのが良いな。使いやすい」


威力も大事だが、攻撃のしやすさ、更に命中率(避けにくさ)も大事だ。幾ら威力が高くたって当たらなければハリボテと同じだ。その点このスキルは発動した後、相手を殴るだけで良いし、何より目に見えない(・・・・)これだけでこのスキルの凶悪さが分かるだろうか?例えばの話だがこのスキルを持った相手と対峙したとする。

相手は一回攻撃すれば一分間何もしなくてもよくなる。まぁ、攻撃をしない道理など無いだろう、逃げに徹する時は別としてだが。実質このスキルを持った相手とは三対一をしなくてはならなくなる訳だ。しかもその内の二体は目に見えない、と言うオマケ付きで。ここまで言えば想像がつかなくても厄介さは伝わるだろう。なんと言うかスキル確認(本題)から逸れて長々と説明してしまった。

そろそろ本題へ戻り、次のスキルを開く。


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スキル名・効果


スキル名《肉体変化》

・自分の体の構造を無視して自由に変化させる事が出来る様になる。例:スライムの様に水溜り状になるなど。

・物理攻撃ダメージの大幅な(70%)軽減。

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「チートスキル二個目だな…ダメージ軽減もそうだが…なんだよスライムの様にって…」


物は試しとばかりに早速発動させ、体を変化させる。最初は腕を延ばす、みたいな単純な風にしようとしてたんだが…これ(体を変化させるの)凄い楽しい。だんだん、変形する範囲が大きくなっていき、ついには全身を変化させて別()になりすます事が出来た。

因みに、今の姿のモデルは魔術を放ってきた(多分)エルフの少女だ。姿が変わるにつれて声まで変わっていき最終的には体臭まで似せる様になった。ここまでコピーできるのは進化した時にしたいを食べたからだろう。ん?…なんで少女の姿にしたのか?…決まっているだろう。むさい男の姿に好き好んでなりたいと思うか?…冗談だ。本当の理由はこの姿の方が街に潜入する(・・・・・・)際、警戒されないだろうと思ったからだ。そう、俺は街に侵入するつもりだ。万一ばれても今のパラメーターなら逃げる事くらいは出来るだろうと思ったからだ。そうと決まれば街の方へ移動するぞ!



そんな訳でエルフの少女の姿で(流石にコピーそのままでは無く、身長やら胸やらいろいろいじってはいるが)やって来ました!城門!…キャラじゃ無いな…普通にクールキャラで行くか…。


「…おい、貴様!少し待て!」


城門を素通りしようとしたら門に立っていた守衛に呼び止められ、ばれたか?と思い、いつでも攻撃出来る様に準備して止まっていると守衛の男が近づいて来た。


「まだ通行税を払っていないだろう?」


どうやらばれていない様だ。表情に出さない様にホッと一息つき、守衛に答える。


「…ああ…そうだったな、すまない…長旅の後で疲れて居たんだ。…それで、幾らだ?」


いかにも私、疲れています、とゆうような表情を浮かべて、値段を聞く。


「ああ、そうだったのか。通行税は一律100ゼニーだった筈なんだが…?そんな事も忘れるくらい疲れて居るのか?」


「あ、ああ、そうだったな…これで良いか?」


内心冷や汗をかきながら、殺した奴らから取っておいた銀色の硬貨を渡す。


「500ゼニーか、ほら、お釣りの400ゼニーだ」


守衛から銅色の硬貨を渡される。


「ああ、ありがとう、ついでに教えて欲しいんだが、良い宿屋を知らないか?疲れて居るからすぐに宿で寝たいんだ」


4枚の硬貨を袋に入れ、知っていたら良いなと思い、聞いてみる。


「宿か…それなら、羽休め亭と言う宿が有るな…場所は街へ入って、そのまま真っ直ぐ行くと左手に冒険者ギルドがあるんだが、その冒険者ギルドの三軒隣が宿屋だ。こんなところで良いか?」


どうやら良い宿をしっていたようで名前と場所を教えてくれる。


「ああ、助かるよ、礼とは言わないが、受け取ってくれ。」


礼に銀色の硬貨(500ゼニー)を渡すが、


「いや、これは受け取れねぇ、答えるのも仕事の内だしな。」


そう言われ、硬貨を突き返される。


「そうか…では宿の情報、感謝する。」


一応、礼を言い、城門から後を去る。


城門を抜けた先は活気に溢れ、あちこちから喧騒やら他の店には無い事を知らせる声が聞こえる。

久々の人混みに少し感動するが、心を切り替え、守衛から聞いた宿へ急ぐ。

数分歩いていると一際大きな建物が目に映る。きっとここが《冒険者ギルド》なのだろう。

少々目を奪われて立ち尽くしていたがすぐに宿へと足を向ける。それから一分もしないうちに《羽休め亭》と看板に書かれた宿へ辿り着いた。早速、扉を開け宿の中へ入る。


「いらっしゃいませー!」


元気な声が入った途端に飛んで来る。カウンターへ歩いて行くと15、6歳位の少女が座っていた。


「何名様ですか?」


人数を聞かれ、少し間を置き答える。


「一人だ」


「お部屋は個室にしますか?大部屋にしますか?」


当然ここは、


「個室で頼む」


「かしこまりました!では、1500ゼニーになりますっ!」


値段を言われ、1500ゼニーを渡す。


「それではお部屋、108号室になります。お食事はどうされますか?」


カウンターの少女は、金を受け取った後、鍵を渡して食事について聞く。


「食事にしたいんだが、どこへ行けば良い?」


鍵を受け取り、腹が減っている為、食事をとりたいと告げる。


「お食事ですねっ!それではこの通路を真っ直ぐ進んで頂いて、突き当たりを左に曲がって頂ければすぐです。」


カウンターの横にある通路を指差され、告げられる。


「そうか…ありがとう、ついでに聞きたいんだが108号室はどこにある?」


食堂へ行く前に背負っている荷物を置く為、部屋の場所を聞く。


「お部屋は突き当たりを右に曲がって頂き、左手にございます!」


先程と同じように通路を指差され、そう告げられる。


「そうなのか…ありがとう」


礼を言い、自分の部屋を目指す。2、30秒程で部屋の前に着き、鍵を開け扉を開ける。

部屋はきちんと掃除されているのか、清潔で埃一つ見当たらない。

内装はシングルのベットと椅子とテーブルがあるだけの簡素なものだったが今の俺としては、ベットで寝れればそれで良い為、あまり気にならない。内装について考えるのもそこそこに荷物を置いて、あらかじめ聞いておいた食堂へと足を運ぶ。食堂へ近づくなり漂って来る美味そうな香りによだれが溢れる。香りを嗅ぎながら食堂に着くなり席へ座り、店員を呼ぶ。適当にメニューに載っている料理を頼み、待つ。


「お待たせ致しました。こちら群体猪のステーキと迷宮産野菜の炒め物になります。パンの方はおかわり自由となっておりますのでお気軽にご注文下さい。」


待つ事5分、店員が運んできたのは、皿に乗ったパン二つと元の俺の拳の3個分はありそうな分厚いステーキに色とりどりの炒めた野菜が盛られた大皿だった。鉄板に乗ったステーキは今もジュージューと油を飛ばしながら食べられるのを今か今かと待っている。野菜炒めの方も負けてはいない。宝石のように輝きながらスパイシーな香辛料の香りが食欲を増進させ、見るだけで伝わる、新鮮野菜のシャキシャキ感、それが炒める事によって損なわれずに、寧ろ火を通した事により、絶妙のシンナリとした食感が加わり無敵に見える。堪らず、ステーキにかぶりつく、かぶりついた事により、肉汁が溢れ口元を汚すが関係ない。肉汁が口の中でも溢れ、噛めば噛むほどに旨味が増していく。あまりの美味さに口が飲み込んでしまい、少しの喪失感を味わう。もっともっとと食べているうちにあっと言う間にステーキを食べ終えてしまった。ステーキの美味さを知り、野菜炒めにも期待ができる。野菜炒めに行く前に口直しとしてパンを二つとも食べる。パンを食べた後、少し間を置き、満を持して野菜炒めを食す。口に入れ、噛んだ途端に溢れ出す野菜本来の旨味と甘味、それを上手く合わせるように後からスパイシーな刺激が来る。いつまででも食べれそうな野菜炒めもガツガツと箸を入れる度になくなっていく。なくなる事の寂しさと同時に満足感が膨れていき、食べ終わる頃には寂しさがどこかへ行き、心を占める満腹感に満足して最後は付け合わせとして付いてきた柑橘系のジュースを一気に飲み込み、口の中がさっぱりとする。


その後は満腹になり、眠気と戦いながら会計を済まし、部屋へと戻りベットへと倒れこむ。意識が急速に薄れていき、心地の良い微睡みに身を任せながら今日が終わった。














どうしてこうなった…

主人公はちゃんと普通な味覚を持っていると伝えたいだけだったのにな…

どうしてこうなった…(二回目)

どんどん伝えたい事がねじ曲がっていきますね…

こう言うところで文才の有る無しが決まりますよね…

結論:アルゴは文才が少ない!(略して…)

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