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オンラインゲームしてたらいつの間にやら勇者になってました(笑)  作者: こばやん2号
2部【アース大陸横断編】 第1章 「目指せドグロブニク 漫遊編」
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47話:「ニルベルン再び」

大和たち旅の一行は新たにマーリンを仲間に加え

旧王都フランプールにあるニルベルンの屋敷まで出向いていた。



「これはこれはヤマト殿、数日ぶりですな? いかがされましたか?」



まだ手紙を渡していないと思っているのか、ニルベルンが用向きを聞いてくる。



「ニルベルンさんが依頼された手紙の件なのですが・・・・」



そう言うと大和の言葉を遮りニルベルンが割って入る。


「手紙の内容はヤマト殿のお力で旧王都が魔族の手から解放されたことと

これからの旧王都の行く末を少々つづっておりますが・・・・」



おそらく手紙の内容を聞きに戻ったのと勘違いされてしまったので

手を左右に振りながらニルベルンに返答する。



「いえいえそういうことではなくてですね。

 手紙の方はもうすでにバイゼルさんに渡してきました。

 今回こちらに伺ったのは依頼の達成の報告とこれからどこに向かえばいいのかという

情報をお聞きしたかったからなんですよ」


そう言うと、ニルベルンは目を皿のようにして驚愕した。

そしてあまりの驚きに言葉が少々砕けた口調になっていた。


「うぇ!? も、もう届けたぁ!? う、うそっ・・・・

 だってまだ3日くらいしか経って・・・・・・」


あまりの驚きように吹き出しそうになったが

これでも相手は王族のためそれだけはなんとか我慢した。


その後平静を取り戻したニルベルンは一旦ゴホンとわざとらしい咳を一つすると

いつもの口調で話し出した。


「流石はヤマト殿、仕事が早いですね・・・・・・」



驚いているところ悪いが早速本題に入らせてもらうことにした大和は

ニルベルンの言葉に微笑で反応を示すと一呼吸おいて問いかけた。



「それで先ほども申しました通り、我々は魔王討伐のために

ひとまずこのアース大陸からビルド大陸へと渡りたいのですが

具体的にどのように行けばいいでしょうか?」



大和の問いにしばらく沈黙し思案するとニルベルンは答えだす。



「そうですね・・・・まずはアース大陸からビルド大陸へと渡るには

船で行かなければなりません。 そのためにここから西の方へ進みますと

【ドグロブニク】という港町がございますのでそこから船でビルド大陸へと渡ることになります」



初めて旅出つ前にバイゼルが教えてくれた内容が

アース大陸の西にある港町から船でビルド大陸へと渡り

陸路でビルド大陸からサルバン大陸へと渡った後

サルバン大陸南端にある港町から船でゲムニ大陸へと上陸するという内容だった。



「バイゼルさんもそんなこと言ってましたね。

 それでその【ドグロブニク】という港町まで歩きでどれくらいでしょうか?」



すると何やら難しい顔をした後申し訳なさそうにニルベルンが答える。



「歩きですとそうですね・・・・・・4か月ほどかかります・・・・」


「ええ! そんなに遠いのですか?」


「なにぶん【大陸】ですから」



そう答えた後二人の間にしばしの沈黙ののち大和がある質問をする。



「ニルベルンさん、この都市に荷馬車を売ってくれる場所はあるでしょうか?」


「荷馬車ですか・・・・それならペトスという商人が取り扱っていたと思いますが・・・・」


「では俺にその商人さんを紹介していただけますでしょうか?」



「もちろんです」と答えたニルベルンはさらに言葉を続けた。

「因みにですが、荷馬車を使えばドグロブニクまで二月半で到着できるかと思います」



それでも60日以上かかってしまうのかと思ったが

それだけ時間がかかるものなのだろうと認識を改めてさらに必要な情報を集めていく。



「あとドグロブニクの道中で旅の資材を補充できるような拠点はありますか?」


「はい、それでしたらドグロブニクまで6つか7つほど都市や町がありますので

資材調達に関しては問題ないかと思います」


その後もいろいろと今後の旅に必要な情報やアース大陸全土が記載された

大陸の地図など、いろいろと支援をしてもらうことができた大和は

早速ニルベルンから書いてもらった紹介状を持って

荷馬車を売ってくれるというペトスという商人を訪ねることにした。

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