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ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む  作者: 紫楼
三章

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246話 ストックしたい美味しいスープ 

 今日は久しぶりに教授たちと離れで過ごす。


「これはマーベルハント家で写本させて貰ったのじゃ!このレイドラアースが出来る前の神代の物語が読めるのじゃがワシは神代語がまだまだじゃでのう」


 おや?古代神代語はお祖母さまの魔道書の時にめちゃ勉強してたのに神代語とはまた違うのかしら?


 覗かせてもらった写本で確認するとどうもレイドラアース国の神代の言葉で、古代神代語とは大陸全体の公用の言語の扱いらしい。ややこしいね。


「お祖父さまの書庫には翻訳版が無かったですか?」

「ああ~彼らは古代から現代の数カ国語が読めるそうじゃで翻訳の必要が無かったらしくてのぉ」


 あらら。さすがレイドラアースの叡智。


「魔導書もたくさん読ませて貰ったでのう、翻訳まではこなせんだったのぉ」

「私が翻訳しましょうか?」


 リーシャのおかげか私は言語での苦労がないんだよね。


「うーむ、神代語も学びたいからの、できるだけ自分でやってみるかのぅ」


 教授の年齢でもまだまだお勉強への熱意が尽きないのね。ジョシュー先生も写本してきた本を抱えてホクホクしつつウンウン唸ってる。


 私の作った万年筆を教授とジョシュー先生は超お気に入りにしてくれて今も翻訳に使ってくれてる。


「インクこぼしたりの心配がないのも有り難いし、便利ですよね」

「魔力インクも魔法陣を描くのに便利じゃぞ」


 作り方も熱心に聞かれて教えたら、「これは他の魔道具にも使いたいな」って。

 効果が永続的に続く魔法陣の小型化が良かったらしい。

 


 お昼ご飯に食べてもらおうとラーメンとうどんをアイテムボックスに入れておいたので出した。食べ方を伝授したらやっぱり二人とも「ギョ!」っとしたけど、ラーメンとうどんの匂いに負けたらしく。口をつけてからはその美味しさに勢いよくズズッズーって。


「なんという罪深さ」

「やめられない止まらない。どうしよう……ズズー」


 かっぱ○びせんみたいなこと言ってる!


「リーシャさま!これはいつでも食べられるものですか⁉」


 ジョシュー先生が鶏だしラーメンに、教授は月見うどんにハマったみたい。

 お餅も入れたいね。次はそれお願いしよう。


「うーん?多分コンソメスープみたいに常備しそうだから使用人棟も同じ感じになるのではないかしら?」

「本当ですか!?」


 これはいずれカップ麺や袋麺が必要かも?それからラーメン専用キッチン馬車を庭に置いておくとか?あ、それじゃ馬車じゃなく屋台じゃん!


「うどんのスープがうまいのぅ。ブシというものは奥深いのぅ」


 なんだか物凄い食いつきだったので後日離れにスープと麺のストックを置いておいて、いつでも食べれるようにしてもらったよ。

 ニックスたちが自分達も賄い用に常備しますって盛り上がってた。


 午後からは離れの庭に甘酒の出る木の種を植えることに。

 庭師さんに場所を選んでもらって、ポムとティムにお願いするとまたお尻フリフリの舞をしてくれた。


「プキューーーーーン」

「モッキューーーン」

「ギャオーーーー」


 ディディエも一緒に踊ってくれてる。ほっこりしてたら、植えた場所からニョキっと目が出て徐々にビヨーンと上に伸びていく。


「ポム、途中までで良いよ?」


 って言っても加減は出来ない子達なので数分で成木になっちゃった。


 花が咲いちゃってるよ!薄い水色の形はハナミズキ?っぽいのが咲いてる。


「綺麗だねぇ」

「アレェ、これまた可愛い花が咲きましたねぇ」


 ポカーンと上を見ちゃう。


「プキュ」

「モキューン」


 ドヤァってされたのでポムたちの頭を目一杯頭をぐりぐりしてあげる。


「ありがとうね。みんな」


 お礼に常備してるクッキーをあげるとポムとティムがクッキーを頭の上に掲げて喜びの舞をする。

 ディディエはもう二匹の真似が難しいのかクッキを咥えて周りをぐるぐる飛び回ってる。


「ケビン、この木にちょっと穴を開けて桶に樹液を貯めるようにしたいの」


 ケビンは離れの庭師さん、いつも私に無茶振りに答えてくれる気の優しいおじさん。


「樹液ですかい」

「多分、甘くて美味しいのが出てくるの」

「そうですか?なら綺麗な桶にしておきまさぁね」


 まだ一本からじゃさほど採れないだろうけど。


「最終的にはこの木も増やしたいからよろしくね」


 麹?の実はいつできるかな?


 ポムたちの舞のおかげか庭の他の木やハーブもワサワサになったので山盛り収穫してもらって。


 今日もお義母さまのためのケーキにバナナもどきたっぷり使えるよ。


 胡椒の実もいっぱいだしバニラも。


「ポム、ティム、ディディエ、ありがとうね~」


「プキュ」

「モキュー」

「ギャオー」


 ちなみにアズライトは今日はシエルについてるそう。気まぐれ。



 本邸に戻るとニックスたちに離れの収穫物を渡して。賑やかにラーメンスープを作ってるので、味噌味もお願いした。


「あのですね、ラーメンを食べた騎士たちが休憩時のおやつや夜食としてラーメンを常時準備して欲しいと申しまして、それで騎士団のノックがグレーデンで一番のラーメンを作りたいと言い出しまして」


 ラーメンっておやつだっけ⁉


「コックさんたちが苦じゃないなら常備でいいと思うよ?ノック?はラーメン屋さんになりたいってことなの?」


「ラーメン屋?」

「ああ、ラーメンを出すお店?」

「お店……どうでしょうか?厨房で専従したいような感じですかね」


 うーん?


「コック長は騎士団もルルゥなんでしょ?ルルゥに決めてもらうか待てないなら副長のニックスが決めて良いと思う」


「……ハロルドさんに聞いてみますか」


 そうだね。人事のトップに任せちゃおう。


 やっぱり屋台かプレハブみたいなのがいるかもね?




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