11話
荒野に戻ってきた和斗と奏のたりは魔法の練習をする準備を始めていた。
「兄さん、準備が出来ました。」
「わかった。なら始めようか」
準備ができた奏は、笑顔でそう言うと、和斗もまた準備が出来てきたようで魔法の練習を始める。
それから2人は、夜になるまで魔法の練習をしていた。
次の日、学園に行くと龍也と、雪奈が声をかけてきた。なぜか瑞希は後ろに隠れていた。
「和斗さん、学園が終わったら瑞希ちゃんと一緒に魔法の練習するって本当なんですか?」
「本当だよ」
「なんで、俺を誘わないんだよ」
雪菜が驚いた顔をして聞いてくるので返事をすると、横から龍也が迫ってくる。
「すまなっかたな、2人とも来たいなら来てもきぞ」
「いきます!」
雪菜は、勢いよく手を上げる。
「俺も行くぜ」
雪菜の後に龍也が言う。
「わかった、なら皆で練習しよう」
和斗が言うと、雪菜と龍也は嬉しそうである。
しかし和斗は、龍也と雪奈と瑞希に隠れて困った顔をしていた。
なぜなら魔法の練習は、妹とマンツーマンで教える約束をしていたのに、奏でに相談せずにいっきに人数が増えたからだ。
そんなことを思っていると、教室の部屋に鴉羽先生が入ってきた。
5時間目になると、和斗は1人で実技場にきていた。どうやら模擬戦管理委員会から呼び出しがあったようだ。
和斗は、受け付けの女性に声をかける。
「すみません、鈴木和斗なんですが……」
「鈴木様ですね、少々お待ちください…………
今回は指名されたことによる模擬戦ですね」
「はい」
「対戦相手の方は、もう第3実技場に来られてますね。第3実技場はあちらになります。」
「ありがとうございます」
そう言うと和斗は、受け付けの女性が指した方に歩いて行く。
第3実技場につくとそこには青髪で肩まであと少しの長さをした髪型の男性と、やはり審判の先生が立っていた。
青髪の男性は、身長は俺より少し高いぐらいであり。目つきが悪くて気が強そうな顔をしている。
「お前が空に勝った1年か……
俺は、2年の学年ランキング3位の水口海人だ。」
海人は、俺をジロジロと見て何か考えている。
「はじめまして水口先輩、俺は鈴木和斗と言います」
和斗は、水口に挨拶をする。
「お前が、本当に実力で空に勝ったのか?」
どうやら海人は、和斗の見た目からして弱そうだと思ったのだろう。
「勝ちましたよ」
「…………なら、最初っから全力でいかせてもらうからな」
「……わかりました」
2人が戦闘準備に入ると、審判が声をかける。
「お互いに準備はいいか?…………始め!」
審判の合図と同時に海人は、水魔法により広範囲に向けて高波を発動させる。
和斗は、それを炎魔法によりつくった大きい火の玉で、自分に当たりそうな高波を蒸発させる。
海人は、それを見抜いていた様で蒸発した高波の場所から、水でつくった龍が出てきて和斗を襲う。
和斗は、水の龍に当たりそうになった瞬間に氷魔法を発動させて凍らす。
すると、和斗の後に回り込んでいた海人は両手に氷でつくった大剣を持っており、それを和斗に向けて振り落とす。
「どうした!空を倒した力はこんなもんかよ!」
海人は、大剣を振り回しながら叫んでいる。
それに対して和斗は、土魔法の壁をつくりガードしている。
更に和斗は、水魔法でつくった無数の水の弾を海人に向けて放つ。
海人は、大剣で防いでいたが水の弾の数が多く防ぎきれずダメージをおう。
そこに、追い討ちをかけるように和斗は、炎魔法により無数炎の剣をつくりて海人に向けて放つ。
海外は必死に大剣で切り落としているが、炎の剣は和斗が遠隔操作しており切り落とせずに攻撃をくらう。
この攻撃をくらい海人は、ボロボロになって倒れたが何とかまだ意識があるようで必死に立とうとしていた。
和斗は、それを見て海人に向けて雷魔法を放つ。雷魔法は、小さな電流によるショックで相手を気絶させるものだった。
それにより海人が気絶し、勝者のコールを審判がする。
「この模擬戦の勝者は、鈴木和斗!」
これにより、この模擬戦は俺の勝利で終わった。
和斗は、勝ったことにより受け付けの女性へと声をかける。
「勝者報告にきました」
「鈴木様と水口様の模擬戦ですね……
今回はランキングの変動はありませんね。また、指名がありましたらお呼びします」
和斗が、勝者報告をすると受け付けの女性からの報告も終わったようで、これで今回の模擬戦は終わったようだ。
模擬戦の話が終わり帰ろうとする和斗に、後から誰かが声をかける。
和斗は、声のする放に振り返るとそこには生徒会長である七海がいた。
「和斗君に話があるのだけど……これから少しでもいいのだけど時間あいてる?」
七海は、笑顔で和斗に質問をする。。




