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異世界のひと  作者: くものひと
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ある者達を保護したという報告もあったが興味はなかった

珍しい事ではあるが予想していた事でもあるし、なにより自分にとって利用価値を見出せない

どうせこんな平和ボケした世界だ

最初から護られていればどうという事はない


ゴーレムを作り操るという娘の方が面白そうだとは思ったが、小さく非力で掃除しかできない土人形というギャグ漫画の様な記述に苦笑する



 私には必要ない


 如何様にでも対処せよ



私に希望を持たせてくれる様な情報を、今まで誰一人として持ってくる事はなかった


…そもそも期待するべきではないのだ

あの時に得た知識は、まるでこの世界を隅々まで見渡した様なものだった

あの時に気付いてしまったのだ

希望など無いと



いっそあれに喰われてしまおうか

あれに私を喰わせればとんでもない嫌がらせになるだろう

それなりに世界を救う事にもなるだから、それはそれは面白い土産話になる筈だが


ならば、だ


その逆をして彼等の失望や悲しみの顔を見に行くというのもまた然りだ






…詰まるところ、最初からどうでもよかったのだ




こんな世界なんて

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