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演劇部の皆さまと私の日常。  作者: 卯侑
悩みの種と事件まで
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23/56

19 よーい、アクション!

「お帰りなさいませ。ご主人様♪」


男子の反応は………わかりやすい。超見てます。逃げようかな?あれ?圭一先輩がいない。


「ねぇ、琢磨。どう?かわいい?」


「あぁ。かわいいよ。」


……あのー、先輩?いちゃつかないでくれません?


「そういえば、さーちゃん先輩。これってコスチューム着て終了ですか?」


「ううん。ちゃんとやるよ?」


早苗先輩、笑顔がコワいです。


「な、何をですか?」


「劇。」


ですよねー。


「じゃあ、設定いきます♪キャストはこちらで決めちゃいますから、文句言わないでくださいね?じゃあ、梓先輩。」


「なぁに?」


「彼氏の琢磨先輩が来て、仕事中なのにいちゃつく役です。」


…今と変わらない状況ですね。


「咲先輩は隠れアイドル。」


「猫の?変身しちゃうやつ?」


「いえ、人です。アイドルなのに、内緒で仕事してるってやつで。栞と私はケンカ中の従業員。」


「了解☆」


「千津ちゃんと菜穂ちゃんは、自由にやってみて。」


「はい!」×2


「男子は、どっかのサークル御一行様にしよう!誰に決めてもらおっかな〜〜♪じゃあ、竜ちゃん!」


「は?オレ?……サッカーで。」


「じゃあ、それで。えーっと、優李ちゃんは……三角関係のドロドロで。」


「はぁ?」


「そうだな……優壱くんと、圭一先輩に取り合われちゃって下さい!」


「えっ!?ちょっと、早苗先輩!ムリです!!」


「文句はナシ!いつもと同じだけど、先輩後輩抜きでお願いします♪さぁ、みんなはじめて〜」


先輩……無視ですか?ヒドくないですか?私も自由がよかったのに!


「…何すればいいんだろうね。」


「ユウリィ、がんばってね。私達も行ってくるから。」


千津、菜穂!おいていかないでぇ……。


「優李。…オレ、何したらいいと思う?」


「優壱!……圭一先輩は?」


「ん?さぁ。てかさ、取り合うも何も1人だと独り占めにしかならねーじゃん。」


「…他のみんなをお手本に。見てよう!!」


周りを見渡せば、皆さんかなり自由に演技してました。


『琢磨〜今さ、店長居ないから愚痴っていい?』


『梓、仕事は?』


『他の子がやるでしょ。大丈夫だよ♪』


『しょーがねーな。こっちコイよ♪』


うわぁ〜〜ノリノリだ〜。……しかし、その隣では。


『栞、あんたがあたしの竜ちゃんに色目使ったんでしょ?』


「あぁ、なるほど。」『……違う!私、色目なんて使ってないもん!』


『じゃあ、何であんたと竜ちゃんがキスしてたワケ?』


「き、キスって2人とも……」


『竜ちゃんは黙ってて!』×2


『は、はい。』


『竜ちゃんと私はつきあってるんだもん!キスするのは当たり前じゃない!』


『嘘つかないで!竜ちゃんとつきあってるのは私よ!この泥棒猫!』


『はぁ?嘘つきはどっちよ!このチビ!』


『チビじゃない!ぶりっこのクセに!』


『ふ、2人とも落ち着いて……』


『だから、竜ちゃんは黙っててっ!』×2


『はいっすみませんっ!』




先輩、コワいです。あれですね。三角関係ってこういうのをいうんですね。てか、現状理解からの役作りが素早い!流石先輩!


『………だから。咲、いいかげん戻ってきてくれないか?』


お?こっちは何だ?


『いや!だって、社長の事務所はちっちゃいじゃない!アイドルとしてやっていけない!』


『確かに、小さい。でもな、だからこそお前が必要なんだ!一緒に事務所を大きくしていこう!』


『社長……。』


星くん、スゴ!先輩相手にその演技!


『社長!』


『千津!』


千津?いきなり?


『社長、咲さんにお前しかいないって言うってことは、私はいらないってことですか?』


『違うんだ。これは……』


『私が、若手だからですか?新人だからダメなんですか?』


『千津……。』


ヤバい。ダークだ。こわい!他行こう。


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