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演劇部の皆さまと私の日常。  作者: 卯侑
悩みの種と事件まで
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22/56

18 ここはどこ?

「ただいまです。」


部室に入りながらの一言。私の目に飛び込んできたものは……いつもと同じようで違うものでした。


「お帰りなさいませ。お嬢様♪」×6


「え?な、何してるんですか!?」


「何って、メイド喫茶ごっこ。」


「…はい?今、何て?」


「だから、メイド喫茶ごっこだよ!ユウリィ!」


私が部室に入ってまず目にしたもの、それはメイドコスチュームを着た女子部員でした。


「ほら、優李ちゃんの分もあるからさ、着替えて♪着替えて♪」


「ちょ、咲先輩!ピンクは嫌です!ピンクは!」


「えー。似合うと思うんだけどなー。ショッキングピンク。」


「いやです!」


「優李も着てきてよ!みんなノリノリなんだけど……私は恥ずかしくて。」


千津は物凄い赤くなっちゃっていた。ごめん、タコかと思った。て、いうか。


「スッゴいかわいい!皆さんは(・・・・)、似合ってますね!」


「でしょう?栞の手作りなんだよ!」


(「優李ちゃんも(・)きっと似合うのに…」という早苗先輩の一言を完全に無視して)見てみると、なるほどみんな違う色の服だった。


咲先輩は、薄ピンク。フリルに桜の花びらモチーフがのっかっていてスッゴい似合ってる。


梓先輩のは、緑色。どちらかといえばエメラルドグリーンで、シンプルって感じだ。


栞先輩のは白。アクセントのピンクのでかリボンがさらに腰を細く見せている。


早苗先輩のは、水色。こちらもわりとシンプルだけど、ビーズが泡みたいできれい!


千津はなんと赤!美人は何でも似合うっていうけど、本当だな〜。


菜穂のは、黄色。ビタミンカラーは、元気っ子っていうイメージそのまんま!


すべての共通点は、ミニスカートと、腰に巻かれたでかリボンだった。


「ね。着ようよ!っていうかコレ、強制参加だし。」


「うぇー。マジですか?」


「マジです。」


「……じゃあ、せめて他の色で。」


「はいはい。」とかいいながら、持ってきたのは紫!


「やめてください!悪化してます!」


「じゃあ、どれがいいの?」


そういって見せていただいたメイドコスチューム。せめてもの思いで、黒にしました。


「そっかぁ。優李ちゃんはただのロリータじゃあなくて、ゴシックロリータが着たかったんだね。」


「栞先輩!?変な誤解しないでください!」


「とりあえず着てきなよ。」


結局おされて、脅されて、着ることになりました。勿論恒例、カーテンの裏で着替えました。


「そういえば……先輩、男子部員は?」


「あぁ、準備が出来たから無線で呼んだよ。」


「無線!?」×3


「うん。実はね。私とか咲が一年生のころは、放送科学部っていうのがあったんだけど、人数がへってついになくなっちゃったんだ。」


「だから、音響とか使ううちの部活が、器具を使わせてもらう代わりに、朝会とかのお手伝いしてるってわけ。」


「それで、無線ですか。」


「因みに男子部員は体育館の舞台の上にある器具室で待っていてもらってたんだ。女子3人も、今度行こうね。」


「はい。」×3


「あ、来たみたいだよ。」


足音が近づいてくる……扉が開く瞬間。


「お帰りなさいませ。ご主人様♪」×7



……ノリで言ってしまったけど、他の言い方は無かったのだろうか。(ご主人様以外で。)




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