↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
演劇部の皆さまと私の日常。  作者: 卯侑
悩みの種と事件まで
PR
17/56

13 実は…(と、言うほどのことでもないけれど。)


「起立。気をつけ、礼。」


「「さようなら。」」


号令が終わると、いつものように、菜穂と千津がこちらへ来た。


「ユウリィ!今日も遠回りするからさ、一緒に帰ろ!!」


「あ、ごめん。今日は…」


「今日は、オレが一緒に帰るから。寄っていくところがあるんだ。」


私が言い訳するよりも速く、優壱が答えた。


「えー。いつもは6人で帰ってるでしょ?みんなで帰ればいいじゃない!」


「別にいいだろ?お前らは、星と翔馬と帰れば?なぁ。」


優壱が、2人に助けを求めた。


「別に僕はかまわないけど。どうせなら家まで送っていこうか?いいよな、翔馬。」


「うん。」


「本当に!?菜穂、せっかくだから…さ。」


千津の顔がだんだん赤くなってきていた。やっぱり千津は、星くんのことを……。


「うん…。分かった。4人でかえろっか。」


ついに、菜穂が折れた。しぶしぶという感じだったけど。


「ごめんね。じゃあ、もう行くからバイバイ。」


「うん、また来週。」


「じゃあな。」


「おう。」


「また。」


菜穂は、すねたように挨拶をしてくれなかった。月曜日には戻っていてくれるといいけど……。



「それで?結局何を悩んでいたんだ?」


学校からでて、しばらくしてから、優壱から聞いてきた。


「簡単に言えば、女の嫉妬は怖いよ事件。」


「……?」


訳が分からないという顔をされてしまった。


「男子が気づいていたかはわからないけど、女子は菜穂と千津を除いた全員が知っている事実。」


「七瀬達を除いた?」


「うん。私がバレないようにしておいたから。」


「それで?」


「女の嫉妬は怖い。」


「簡単に言い過ぎ。」


困ったな、私説明するのニガテなんだよね。


「えっと、石田さんって分かる?」


「あぁ…。いたな、そんな奴。」


「あの子のお父さん、篠塚グループの副社長らしいんだけど……」


「副社長?あぁ。石田のおっちゃんかあの人自身は、気のいい人だぜ。よく働くって星の親父(おやっ)さんが言ってた。」


「じゃあ、お父さんはいい人なんだね。」


「それで?その石田がどうしたって?」


「私、説明するのヘタだからさ。ゆっくりでもいい?」


「あぁ。別に。」


「じゃあ、そこの公園ででも。」


偶々、通学路にあった公園に入り、ブランコへ腰を下ろした。


「実はね……。」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。