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カイルの愉快な冒険  作者: KYO
第一章~風の召喚少年団~
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第五話 攻略!ダンジョンを突破せよ!6

コボルト狩りと新たなダンジョン発見

風の召喚少年団は西の森へと向かっていた。

クレスが先頭を歩き、シルバー・ストライクの柄に手をかけながら言った。

「はぐれコボルト10体か。

G級とはいえ、数は多い。油断するなよ」

チェスターが斥候として周囲を警戒しながら頷いた。

「足跡が新しい。近くにいるはずだ」

アネットはメイスとバックラーを構え、

神官戦士見習いとして緊張した面持ちで後方を守っていた。

カイルはファングとスカーレットを同時召喚し、

ファングは地上からスカーレットは上空に飛ばして索敵を強化。

エレナは風の祝福で一行の足音を消していた。

やがて、森の奥の開けた場所ではぐれコボルト10体を発見した。

「来たぞ!」

クレスが最初に飛び出した。

戦闘開始!

コボルトたちが粗末な棍棒を振り回して襲いかかってきたが、

クレスはシルバー・ストライクを銀色に輝かせ、

一撃で2体をまとめて薙ぎ払った。

「俺が前衛だ! みんな、援護を!」

チェスターが素早い連射で3体の足を射抜き、

アネットがバックラーで身を守りながらメイスを振り、

神聖魔法で仲間を癒し続けた。

カイルはファングを前衛に、スカーレットの召喚を解き、ルビィを召喚し回復を撒きながら、戦った。

エレナが風の刃を飛ばし、コボルトの動きを乱した。

10体すべてを倒すまで、わずか十数分だった。

クレスが剣を振り、汗を拭きながら笑った。

「よし、完璧だ!」

しかし、チェスターがコボルトの死骸を調べていた手を止め、

低い声で言った。

「……待て。

このコボルトたち、普通の個体じゃない。

全員が同じ方向から来た痕跡がある」

カイルがスカーレットを飛ばして確認した。

「奥の方……木々の隙間に、隠された洞窟の入り口があります!

コボルトたちがそこから出てきたみたい……」

一行は慎重に近づいた。

そこには、蔦と苔に覆われた古い石の入り口があった。

明らかに自然にできたものではなく、

古代の遺跡か封印された通路のように見えた。

クレスが目を輝かせた。

「これは……新たなダンジョンだ!」

エレナが少し不安げに、

「でも……今はクエスト中だし、深入りは危ないかも……」

アネットが聖印を握りしめ、

「神様の導きかもしれません。

でも、無理は禁物です」

カイルはスカーレットを入り口近くに飛ばし、

「中は暗くてよく見えないけど……

何か、微かに魔力の流れを感じる……」

チェスターが冷静にまとめ、

「今日は一旦帰ろう。

ギルドに報告して、正式に調査依頼を出した方が安全だ」

クレスは名残惜しそうに洞窟を見つめながら、

「わかった……でも、絶対にまた来るぞ!

このダンジョン、僕たちのものにするんだ!」

一行はコボルトの討伐証を回収し、

新たな発見に胸を高鳴らせながら、

リーフェの里へと帰路についた。

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