1/33
プロローグ
何度生まれ変わっても、
きっとまた貴方に出会う。
そしてもう一度、
貴方に恋をする。
わたしに微笑みかけてくれるその瞳。
わたしを愛おしそうに撫でるその大きな手。
首筋に噛みつく、その素敵な牙。
貴方を形作るすべてが、
恋しさでわたしを狂わせる。
ねぇ、貴方は何を思っているかしら。
貴方を残して逝ってしまうわたしを、
許してくれるかしら。
いいえ――。
許してはくれないでしょうね。
急いで生まれ直すから、
どうかどうか、待っていて。
きっと貴方を見つけるから。
きっと貴方の側に行くから。
何十年でも、何百年でも、
貴方は待っていてくれると信じてる。
あぁ。
消えるわたしを思って泣いてしまうだろう貴方の、
涙を早く拭いてあげたいわ――。




