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王の愛は闇夜とともに  作者: 紫月 京


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プロローグ


何度生まれ変わっても、

きっとまた貴方に出会う。


そしてもう一度、

貴方に恋をする。


わたしに微笑みかけてくれるその瞳。

わたしを愛おしそうに撫でるその大きな手。

首筋に噛みつく、その素敵な牙。


貴方を形作るすべてが、

恋しさでわたしを狂わせる。


ねぇ、貴方は何を思っているかしら。


貴方を残して逝ってしまうわたしを、

許してくれるかしら。


いいえ――。

許してはくれないでしょうね。


急いで生まれ直すから、

どうかどうか、待っていて。


きっと貴方を見つけるから。

きっと貴方の側に行くから。


何十年でも、何百年でも、

貴方は待っていてくれると信じてる。


あぁ。

消えるわたしを思って泣いてしまうだろう貴方の、

涙を早く拭いてあげたいわ――。



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