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プロローグ

『魔法少女』

それは二次元の空間から子どもたちへ勇気や愛を教え、大きな子どもたちを純粋な楽しさで魅了し、ときにホラーチックな題材で子どもたちを怖がらせ、トラウマにさせるもの。


とはいえ、これはあくまで二次元、三次元空間である現実には何も関係のないフィクションものであるはずだった...


ことが起こったのは8年前、突如として日本に異形の姿をした生物が発生。

二次元が三次元へと入り込んだ瞬間であった。


その生物は手当たり次第に人を襲い、建物を壊し、破壊の限りを尽くした。

その結果、自衛隊が出動したのだが、銃弾は謎のバリアのようなもので弾かれ、何もできずに蹂躙されただけ。


そんな状態から8日後、どこかから飛んできた火の玉がその生物を燃やし、土の針がその体を貫いた。

交戦していた自衛隊員が飛んできた方向を見ると派手な格好をした11歳程度の少女がいた。


少女は魔法少女と呼ばれ、一躍時の人となった。

その後に新たな魔法少女も誕生。

そこで国が魔法少女を管理するために魔法少女機関を結成した。

それから日本で時たま現れる魔物と呼称される生物との戦いが始まった。


*  *  *


魔法少女誕生から8年後...


黒い体に携えた気持ち悪い触手をうねらせている魔物。

その魔物の前にはなぜか赤ん坊が居る。


『GYYYYAAAAAAA!!!』


そう叫びながら赤ん坊を攻撃しようとした触手を俺はマナが込められた弾丸で撃ち抜いた。


「全く、なんで赤ん坊が一人でこんなところにいるんだか……」


触手を撃ち抜かれた魔物は標的を俺に変え、触手を伸ばしてきた。


俺は触手が俺へと届く前にマナが大量に含まれているカプセルを飲み込み、言葉を紡ぐ。


「変身!」


『Are you ready? ザザッ、ザーーー』


ノイズが入ったような音とともに俺は姿を変えた。

身長は143cmほどになり、白と黒が混ざったセーラー服のような衣服を纏った、いわば魔法少女の姿へと。


「魔法少女ゼア、只今参上!」


俺は向かってきた触手を回避し、魔物本体へと接近する。

接近する最中、また別の触手を何本も伸ばしてきたが、エアバレットと呼ばれる風の魔法で弾き、魔物の眼前へとたどり着いた。


『GYYYAAA!!!』


「至近距離でうっせえなこのやろう!」


片手で耳を塞ぎながらもう片方の手を魔物に当て火の魔法、ファイアボールをマナを多めに入れて発動する。


「至近距離からの炎だ、かなり効くぜ?」


『GRRRAAAA!!!???』


ファイアボールを至近距離で受けた魔物は断末魔をあげ、そのままドロドロに溶けて消滅した。


「断末魔までうるせえなこいつ。」


魔物を倒した俺は変身を解除し、この場を去った...




この物語は、魔物と魔法少女が存在する世界で魔法少女の力を得たイレギュラーな少年が知恵と魔法で突き進む英雄譚である。




...ところで一つ忘れているような?


「あっ、赤ん坊は!?」


俺はこの場を去ろうとした足を止め、赤ん坊へと駆け寄る。


「あっ、いたいた、良かった~無事で。」


赤ん坊の安否を確認すると、赤ん坊を抱き上げた。


「んしょっと...、この赤ん坊どうしよ?」


抱き上げたのはいいがこのあとのことを考えていなかった。


「...とりあえず家に連れて行くか。」


そう言って、俺は家に向かって足を進める。


ところで...


「...なんでこの赤ん坊はあの魔物を見て泣かなかったんだろ?」

今回の使用魔法紹介


評価 

Aかなりつよい 

Bつよい 

C人間には十分 

Dよわい 

Eわりとよわい


項目

攻撃力

速さ

使いやすさ

射程距離

汎用性


魔力消費

一般的な魔法少女の魔力量を100としたときの数値


魔法名

エアバレット

攻撃力D

スピードA

使いやすさA

射程距離B

汎用性C

魔力消費2

概要

基本魔法の一つ

威力はあまり無いが、スピードが高く射程もまぁまぁあるため牽制に使われる。

威力が低いとはいっても皮膚をさくぐらいは余裕。


ファイアボール

攻撃力B

スピードC

使いやすさD

射程距離D

汎用性D

魔力消費10

基本魔法の一つ

スピードもあまりなく使いにくいが、基本魔法で最も威力が高いためトドメの一撃に使われる。

人に使ったら普通に死ぬ。


今回の特殊技術

過剰魔力

使う魔法に必要以上の魔力をつぎ込むことで威力を高める。

今回の場合ファイアボールに20ぐらい多めに使い、攻撃力Aほどの威力にした。


初めてまともに戦闘描写した気がする……

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