第76章 拐われたキョウ
フレイザー兄妹は、ガロンの手下の魔物から、ソウマの弟キョウを守ることが出来るのか?
フレイザー兄妹は、ソウマの弟キョウが、魔物に連れ去られることが無いように、警護に当たっていた。
「今は明るいから、何もなければ良いんだが」「そうね」「ソウマは、『暗くなる前に戻ってこい』と言われているから」「なるべく、持っている剣をむやみに使わないように警戒しなきゃね」
所変わって、ウォーカー親子は聖騎士団総本山へ伝令を送ったのだ。
「ジョフレ、ご苦労だったな」「親父、何か分かったことは?」「いや、何もない」
タロットカード「死神」についてを話したところ有力な情報はなかった。
その夜、フレイザー兄妹は、ソウマの家に戻る。
「ソウマ、何かあったか?」「今は大丈夫だから、何もない」
寝床に着いたフレイザー兄妹は、とある場所に居ました。
「魔物が来るぞ」と、謎の声が聞こえます。
「誰?」と、フレイザー兄妹は言います。
ジギーは、「この声は、16代目だ」と、フレイザー兄妹に言い聞かせます。
ケントは、16の椅子の方向を向きます。
真っ黒だった16代目の姿が現れます。
「拙者はベン。16代目の継承者で候」
16の椅子に座っているのは、ベンです。
ベンは、「14代目から話は聞いておった。お主は、拙者の力を求めておるで候か?」と、問いかける。
「そうだ。でも、俺だけじゃない。ソフィアも同じだ」と答えるケントに対し、「ならば、拙者の力を受け取るが良い」とベンは言う。
フレイザー兄妹は、16代目の能力を手に入れた。
ジギーが「起きろ。危機が迫っている」とフレイザー兄妹を起こそうとします。
フレイザー兄妹は、急に起き上がり、ソウマとキョウを起こしに行きます。
「何だ? いきなり起こして」と、ソウマは言う。
「魔物が家に入ってきた」と、ケントは言う。
「急いで。安全なところに隠れるのよ」と、ソフィアが言う。
魔物達はソウマの家に入り込んだのであった。
「隈なく探せ。我々が連れ去るべき者を探せ」「了解した」
魔物達はソウマの家を隅々まで探しました。
しかし、「この家には誰も居ない」と、見張りの魔物に言います。「直に日が昇る。撤収だ」と、魔物達はソウマの家から離れ去った。
日が昇り、ケント達は、一安心しました。
「気配を消したから、見つからずに済んだ」「本当に上手く行くのかな?」「大丈夫だキョウ。フレイザー兄妹と兄ちゃんがついているから」「そうよ。私とお兄ちゃんが居れば何があっても、魔物の思い通りにはさせないから」
フレイザー兄妹は、魔物が気付かないうちに襲われていることがきっかけで、寝不足でした。
ソウマは、「ケント、ソフィア、引き続き街の異変を調査してくれ」と言う。
昼間は魔物は現れないと言われているが、本当かどうかが疑惑に浮かぶフレイザー兄妹は、異変を調査していた矢先に魔物と遭遇する。
「フン! 人間共め、油断しているな。今こそここで始末してやる。覚悟しあがれ」
フレイザー兄妹は、魔物の攻勢を避け、倒したが、「所詮、俺は囮。ただの捨て駒に過ぎない」と、魔物の言葉を聞いてしまう。
フレイザー兄妹は、大急ぎでソウマの家まで戻った。
「遅いぞ」と、フレイザー兄妹は、グレイグに叱られた。
「ソウマ君!」「大丈夫か?」「俺は大したことない。それより、キョウが魔物に拐われた」「何だって?」
既に時遅し、キョウは、魔物に拐われてしまった。
ケガをしたソウマは、他の聖騎士団員に救援を呼んだ。
ソウマの弟キョウが魔物に連れ拐われた。
フレイザー兄妹は、奪還に向かう。




