第15章 スライム
フレイザー兄妹は、夜の学校に忍び込んだ。
ケントは、いつも通りに、クラスメイトに挨拶をした。
「おはよう。今日の気分はどうだ?」
クラスメイト達は、気分が良さそうに見えた。
「なあケント、今日の授業は、魔法学についてだけど、どう思う?」「どう思うって、言われてもな、この学校に来て、初めてだ」「そうだよな、皆初めてだよな」
ケント達の会話のやり取りをしていたところに、ソフィアが来ました。「私なら、この科目は、得意よ」
そこに、魔法学の先生が、来ました。
「えーと今日の授業は、魔法学についてだけど、皆さんは初めてですね」と、魔法学の先生が、言うと。
一学年の生徒達は、「はい」と、答えました。
魔法学の先生が、「今日の授業は、魔法を学ぶことになります。皆さんは、命を吹き込む、生命付与の魔法を学ぶこととなります」
生徒達は、戸惑います。「どうやるのか分からん」「本当に出来るのか?」「何かあったら大変なことに成り兼ねない」
それでも、魔法学の先生は、「諸君、心配無用。やり方は簡単です。粘土で人形を作ります」と、説明しました。生命付与の魔法を掛けます。「この人形に、命を与えよ」
すると、「動いたぞ」「すごいやこれ」と、生徒達は、先生を称賛しました。
その日の放課後、先生方が、「明日はお休みだが、夜は学校には入れないからな。それと、週末の学校は開いている」
生徒達は、それぞれの寮に帰ります。
その夜ケントは、「なんだか、眠れそうな夜ではないようだな」と、部屋の中で不安になりました。
翌朝、寮の共有スペースにて、「お兄ちゃん、どうしたの?」と、ソフィアが、声を掛けます。
「俺にも魔法が使えるのかな?」と、ケントは不安になります。
「大丈夫だよ。お兄ちゃんにはね、不思議な力があるから心配する必要はないのよ」と、ソフィアが、兄を励まします。
「折角の休みなんだし、スライムでも作った方が良いと思うよ」と、ソフィアが言います。
その夜、ケントの部屋の扉を叩く音が響きます。「何だ一体?」と、ケントが目を覚ますと、扉に向かいました。
扉を開けると、「お兄ちゃん、行くよ」と、ソフィアが待ってたのでした。
フレイザー兄妹は、学校へ行ったのでした。
もちろん、夜の学校は、完全に閉まっていました。
それでも入ろうとした兄妹であった。
「お兄ちゃん、入るよ」と、ソフィアは、通り抜けの魔法で夜の学校内に入りました。
ソフィアが、校内に入り込むと、鍵を取りに来ました。
ソフィアが、入り口の鍵を開けると、ケントは校内に入りました。
兄妹は、校内の廊下を歩き、実験室に入りました。
広い部屋の中で、ソフィアは、スライムの作り方の本を読みました。「ソフィア、早くしてくれ。こんなところに居たら、とんでもないことが起こるぞ」と、ケントは忠告したのだ。
「よし、これで出来た」と、ソフィアはスライムを完成したのであった。「このスライムに、命を与えよ」と、ソフィアは命を吹き込む魔法を、スライムに掛けました。
ぷにぷに。「やった。成功したよ」ソフィアは大喜びでした。
すると、次の瞬間、スライムは、逃げ出したのでした。
「急げ、早くここから出るぞ」と、ケントは脱出を促しました。
兄妹は、大急ぎで、片付け、掃除をし、実験室を出て、部屋の鍵を閉めました。
ソフィアは、鍵を元の場所に戻しました。
通り抜けの魔法で、兄妹は、夜の学校を出ました。
寮に戻り、就寝しました。
次回は、とんでもないことが起こります。




