魔王とカレー
武器を手に入れた魔王は引き続き 城下町の観光を行うのであった
銀汰『しかし、武器を貰ったけど 魔法系・・・ 勇者やってた頃は 魔法とかあまり使った事無いからなぁ〜 初歩的な火炎魔法とか 回復しか 使えなかったし 今度 ブックンに魔術教えて貰うか』
そう言いながら 街を歩く魔王
フラフラ歩いてるうちに 城下町の中でもより活気的な場所 商店街にやって来ていた
昼時とあって より一層と、賑わっていた
銀汰『うーん、腹減って来たなぁ〜 どこか適当に寄って食べてくか』
どこか、食事処が無いかと 探していたら 少し風情のある 定食屋を見つけた
銀汰『ここにするか、僕の鼻がこの店は当たりと言っているし』
何気に、魔王になってから外食する事が無かったからか 少しドキドキしていた
扉を開けると 魔物や、エルフ、ドワーフ、人間が食事とっていた 料理は 魚の煮付けや 唐揚げ、カレーなど 銀汰が本来住んでいる世界の物であった
ちょうど、一人用の席が空いていて そこに座った
何を食べようか、メニューを見る限り どれも美味しそうである。
そこに、 お冷やを持った エルフがやって来た
エルフ『ご注文はお決まりですか?』
銀汰『えーと、このポークカレーで』
エルフ『かしこまりました、ポークカレーですね』
そう言うと、厨房へと 消えていった
テレビにはニュースが流れており
銀汰はボーとそのニュースを見ていた
エルフ『ご注文のポークカレーでございます』
銀汰は無言でスプーンを手に持ち
銀汰『いただきます』
そう言うと、ポークカレーを頬張った
その瞬間、彼の口の中で天変地異が起きた
辛過ぎず、甘過ぎずの程よいスパイシーさに ホロホロのお肉 野菜も負けじと旨みを出す。
熱々の米も カレーとの相性抜群である。
手が勝手に 次へ、次へと口に運ぶ
気が付いたら 完食しており 目から涙が溢れていた
銀汰『美味すぎる・・・ カレー食べて涙を流す日が来るとは・・・』
しかも、持ち帰りもできるとの事だ
勿論、持ち帰りも注文した
持って帰ってカレーうどんにしよう 彼はそう心に決め 会計を済まし 食堂を後にした・・・
ども、作者シルバーこと 銀汰です。
風情のある定食屋って 不思議な魅力がありますよね。
僕は定食屋に行った事が無いんで 完全に想像で書きました。
カレーに関しては 完全に僕の理想ですわ(笑)
書いてて わー、小説内の僕 良いの食ってるなぁ〜と思ってしまいました
・・・天変地異を起こす ポークカレー食べたい(切実)