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天上天下 その2
「金光様ですね。アンバサダージャパンの代表の栗木と申します。この度はプレオープンにご協力頂けまして、誠に有難うございます」
ザ・ホテルマンと言いたくなるようなキチンとした身なりの立派な男性が頭を下げてくれる。
「栗木さん、泉さんから紹介頂きました、旅行代理店『鳥の羽』専務取締役の金光です。よろしくお願いいたします」
「至らぬ点が多々あると思いますので、どうぞその場でご指摘くだされば幸いです」
「こちらこそ、相当ご迷惑お掛けしてすると思います…」
「では皆様、どうぞこちらへ」
俺は早速ずっと疑問だったことを彼にぶつけてみる。
「ところで、どうして御社はこの鬼怒川に?」
栗木さんは笑顔で頷きながら、
「やはり一番の理由はコストパフォーマンスでしょうか。この建物を含めた施設の取得費は我々から見れば格安でしたから。それとこの地域は自治体の協力体制がこの数年格段に良くなって来ているのです。東京からこの距離でこの値段、この環境。あとは御社をはじめとする業界の皆様のお力が有れば必ず…」
「成る程。良くわかりました。よろしくお願いします」
「こちらこそ」




