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九月二日

今日は学校に行く日

朝から楽しみで、いつもより早く起きた

レイと一緒に学校へ向かうため、

準備をして家を出た


 異世界の学校

どんなところなのか、ずっと楽しみにしていた

昨日から魔法のことばかり考えていた気がする

今日こそ、少しくらい魔法が使えるようになりたい


 ……なのに


 学校へ向かう途中、馬車の事故に巻き込まれた。


 たぶん、俺は―― 死んだ、


 ……はず


 そこから先のことは覚えていない

 気がついたら、ベッドの上だった


 ……。


 なんで?

身体に怪我はない

痛くもない

あんなに痛く苦しかったのに今はなんともない

部屋も昨日と同じ

時間も、たぶん同じ


そして一番おかしいのは

昨日と全く同じ説明をされた


俺がどうしてここにいるのか

禁忌魔法のこと

俺を召喚した三人のこと

レイの父親が責任を取ること

俺をレイの弟として迎えること


全部

昨日と一言一句同じだった

……どういうことだ?

俺は昨日、確かに学校へ行こうとしていた


その途中で馬車に

いや、待て、昨日……?


今が昨日なのか?

何を言ってるんだ、俺


分からない

頭がおかしくなりそうだ


夢だったのか?

でも、昨日の日記がある

昨日書いた


レイのことも

名前をもらったことも

学校を楽しみにしていたことも

全部覚えている


なのに、どうして俺はまたここにいる?

どういう事だ?

……今日はもう何も考えたくない。


明日になれば、何か分かるかもしれない

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