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♥ 目覚めたら人獣族に介抱されていた件。 ~ 魔王領国へ移住して、人類の敵になってみた ~  作者: 雪*苺
ファブレッタ大陸【 十日後 / 七八日目 】 ルーガンド王国 フィールド ─→ ユンドの街
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♥ 初めての街 5 / 飲食街 / 飲食店・キシュリッグ 4


セロロ

「 虫の死骸入りスープの完食で解決しない事態になるから、メグムが怒る事は無いんだよ。

  分かった? 」


茜梶 惠

「 …………いくなんでも王族直属の近衛騎士が近衛兵を連れてるなんて……ほんなの? 」


セロロ

「 事実だよ。

  ワタシの機嫌を損ねると国が消し飛ぶからね。

  王族はワタシの御機嫌取りに躍起になるよ。

  ふふふ…見物だね 」


茜梶 惠

「 …………で…でも、悪いのは3人の店員さんだけだよ!

  それなのに全員が連行されて、土地を没収されて、犯罪奴隷に落とされるのは……やり過ぎなんじゃないのかな??

  までの処罰は求めてないよ!! 」


セロロ

「 メグムが求めていなくても、結果は変わらないよ。

  かれと彼女がワタシに対しておこなった無礼な行為(侮辱行為)は消えないのだからね 」


茜梶 惠

「 そんな…… 」


セロロ

「 メグム、出ようか。

  かれが連行されて行くさまをメグムには見せたくないし 」


茜梶 惠

「 セロロ──待って!

  なんとかならないの?

  なんとか刑罰を軽くする事は出来ないの?! 」


セロロ

「 被害者のワタシにはなんの権限もないよ。

  それだけ王族にワタシはVIP(大物)なんだよ 」


茜梶 惠

「 ………………王族の紋章を後出ししたセロロにも非はあるよ…。

  初めから王族の紋章を出していたら──、身に付けていたら──、もしかしたら店員さんから不愉快な対応をされなかったかも知れないよ? 」


セロロ

「 ふむ?

  メグムは被害者のワタシを責めるのかい? 」


茜梶 惠

「 …………責めてないよ!

  可能性の話をしただけ…だよ。

  “ もしかしたら ” って話……。

  そりゃ、亜人が王族の紋章を身に付けていたら、怪しまれるかも知れないし、偽物だって思われて、もっといやな思いをしたかも知れないけど──、そんな凄い物を持ってるなら後出しなんてしたら駄目だよ!!

  ちゃんと初めから身に付けといて、相手側にチャンスを与えてあげなくちゃ!!

  後出しは狡いし……卑怯……だよ… 」


 はセロロになんて事を言ってるんだろう。


 「 狡い 」とか「 卑怯 」だなんて、を家族にしてくれた恩人のセロロに対して、とても酷い事を言ってる。


 セロロが悲しい顔でを見て────ない??


 あれ?


 セロロが笑ってる??


 な…なんでぇ??


茜梶 惠

「 せ…セロロ……なんで笑ってるの??

  ふ…普通は怒る所だよ? 」


セロロ

「 ……そうなの?

  ワタシに “ 狡い ” とか “ 卑怯 ” なんて言えるメグムの勇姿に心が躍ってしまって…。

  メグムの成長を感じれらて嬉しくてね(////)

  メグムは大物になるよ 」


茜梶 惠

「 セロロぉ…(////) 」


セロロ

「 メグムの成長を見られて嬉しいし、今回はメグムに免じて寛大な処置にしてもらえるように交渉してみるよ 」


茜梶 惠

ほん?!

  がとう、セロロ!! 」


セロロ

「 交渉はするけど、成立するとは限らないよ。

  騎士には忠誠心が高過ぎて融通の利かない頑固者もるから首を立てに振るとは限らない。

  決裂する確率の方が高いからね 」


茜梶 惠

「 う、うん…。

  それでも可能性が1%もあるんだもん!

  十分だよ!!

  99%の努力と誠意を近衛騎士によ!! 」


セロロ

「 メグムは前向きだね。

  騎士とはワタシが交渉するよ。

  メグムはワタシの隣にるように 」


茜梶 惠

「 うん… 」


セロロ

「 折角のピエットスープが冷めてしまったね。

  浄化して加熱するからメグムだけでも食べなさい 」


茜梶 惠

「 う、うん… 」


 セロロに促されては椅子に腰を下ろして座った。


 スッカリ冷めてしまったピエットスープをセロロが魔法で浄化して、魔法で加熱してくれた。


 あつ(あつ)になったピエットスープに舌鼓しながら食べ終わったは、セロロと一緒に飲食店キシュリッグを出る事になった。


 支払いはした。


 勿論、食事代はセロロが支払ってくれたわけだけど…。


──*──*──*── 飲食街


 飲食店キシュリッグを出ると立派で綺麗な鎧を身に付けた騎士が兵士と一緒に立っていた。


 セロロが飲食店キシュリッグから出てるのを待っていたのかな?


 かれが王族直属の近衛騎士と近衛兵なんだ。


 なんか強そう…。


 ほんちゃったんだぁ……。


 近衛騎士の1人が前方に出てて、セロロの前で膝ま付くとこうべを垂れた。


近衛騎士

「 王族の御盟友…セロロ様!!

  逢えて光栄で御座います 」


セロロ

「 随分と早かったね 」


近衛騎士

「 役目を果たす為に参じました 」


セロロ

「 連行するのは店員の3名だけにしてくれるかな 」


近衛騎士

「 なりません!

  王族の御盟友であられるセロロ様を侮辱されたという事は、王族をけがしたも同然です。

  捕らえるのが3名だけと言うのは…… 」


セロロ

のキッシュはしくてね、ワタシのメグムが気に入った。

  ワタシは(キシュリッグ)が無くなっても困らないけれど、メグムが悲しむのは見たくない 」


近衛騎士

「 そんな事の為に王族の御盟友(セロロ様)を侮辱したざいにんを見逃すと言うのですか!!

  王族の反逆者どもを捕らえないと── 」


セロロ

「 忠誠心が高いのはい事だけど、もう少し融通を利かせてほしいね。

  ワタシに不快な思いをさせたのは、あの3人だけだよ。

  今回はワタシに免じて妥協してほしい 」


近衛騎士

しかし……、それでは国民に示しが付きません!!

  王族の御盟友(セロロ様)の沽券にも関わります! 」


セロロ

「 沽券…ねぇ。

  ──王族直属近衛騎士団筆頭近衛騎士国境隊長グリフェンド・バーグラ 」


近衛騎士:グリフェンド

「 ハッ! 」


セロロ

「 これはおうめいだよ。

  に控えているきみに忠実な近衛兵達が公衆の面前で血祭りになるのを見たくなければ、素直に従いなさい 」


近衛騎士:グリフェンド

「 ──御意。

  貴方様の御心のままに… 」


セロロ

「 宜しい 」

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