僻地だよ、全員集合! 玖拾玖!
「は〜い、はいはいはい(パンパンパン!)! ザワザワしない、ザワザワしな〜い!」
パンッ! パンッ! パンパンッ!
「整列、整列! 点呼取るよ〜っ! 壱番隊っ!」
「隊長〜っ! 其の小脇に抱えておられるのは……正方形の包はぁ〜っ? 何でありましょ〜ぅかぁっ? 点呼の前に、説明を求めるであります?」
「ほぉ〜っ…、デトロイトモンスタ〜ちゃん? 此れが気になるようだねぇ?」
「自分はぁっ! 皆んなの気持ちを、代弁しただけでありま〜す! 差異はありません!」
「ビックワンム〜ンちゃん! 流石に堂々と、抜けがけは良くないよ?」
「チッチッ! チッ! チッ! チッ! 抜けがけ何かじゃ、ありませんよ!」
「隊長! 並んだんですか?」
「わたしとて最低限の常識は、兼ね備えておりますからね! 事の成り行き上……行列があるのであれば、最後部に並ぶしかありませんよね? 確実と、文句を言ってきましたよ!」
「文句を言いに行っといて……その包は何でしょうね? どうせ買うんなら、皆んなの分も買って、然り何じゃ無いですか?」
「どう見てもLPサイズ、壱枚ですよね? 認めなさいよ?」
「何故わたしが、問い詰められねばなら無い? 並んだ手前え、仕方無くですよ?」
「やっと認めたわよ!」