最悪の展開
学園内を歩くのは初めてだ。
教室棟以外の場所は行ったことが無かった。
教室棟いがいには、生活棟、課外棟、学園長館がある。
今から行くのは学園長館だ。
普通は学園長の許可がないと入れない場所だが、今は学園長もいないので誰でも自由に出入りしているようだ。先生たちも休憩場所として利用しているらしい。大丈夫か、警備。
「ここが、学園長館。ここを入って右奥の部屋にその門があるよ。」
「休憩がてら探索してたら見つかったんだよな。」
「......すごいですね。」
これにはあきれるしかなかった。
中に入り、言われたように奥の部屋にたどり着いた。
布で覆われていて隠されたように存在していた。
「これが地下への門...。」
門にかかっている布を取り外そうとした瞬間、外から大きな爆音が聞こえてきた。
「お兄、ちょっと耳貸して。」
「いや、いい。言いたいことは分かってる。」
「そうですね、私たちにとっては最悪といってもいいでしょうね。」
目の前に現れたのは氷炎だった。
悪い予感は見事的中してしまった。
だが、そのあとの対応の仕方次第でなんとかなると思っていたが、状況はさらに悪化する。
「お、何でここにいるんだ?ニェール?それにリナもセナも。」
「あ。」
「あ。」
「「「え。」」」
「あ。」
「...はぁ。」
俺はすぐさま学園長館を覆うシールドを展開した。