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魔法と剣は表裏一体  作者: たむーん
第二章 森林、聖エルフ大国編
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キマリ

「うーん、やっぱり逃げて正解だったな。」


逃げ込んだ空間が揺れる。

魔力の回路が暴走をしているのだろう。


「そろそろ終わったかな。リナちゃんと、ニェールさんを回収しに行かないと。」


僕は二人の鼓動を発見し、その場所に空間を生み出す。

十字に切り込みを入れ、開いた先には息切れを起こしている二人の姿があった。


「やぁやぁ、無事だったかい?」

「キマリ...さんは良いですね...空間に......逃げれて。」

「ずる...はぁ......す...ぎ。」


二人の後ろを見て見る。

そこには美しいの一言に限る大きな魔法痕が残っていた。


「まさか、こんな所でこれを見れるとはね。ついてきて良かったよ。」

「お兄が、あんなに...追い込まれていたの、久しぶりに...見た。」

「そうですね、あれが冥星ですか。」


セナ曰く、星を素に魔法を使っているとか言っていたが、これはそんな簡単に済む話ではない。

セナが使っている魔法は全部禁忌と言ってもいいだろう。

この僕が保証する。今の僕がこれをくらったら間違いなく死ぬだろうな。


「二人とも、これからどうしよっか。」

「お兄についていく。」

「私はそうですね、ほかに行くあても無いですし、マスターには裏切られましたし、やることも無いので、ついていくことにします。」

「僕はちょっとこの先の聖エルフ大国に用があるから、先行ってるね。セナによろしくと伝えておいてくれ。」

「おそらくそのうち私たちも大国に行くと思いますが。」

「いや、この森林が無くなった今、大国内ではパニックになってるはずさ、その瞬間をついてある者と物を回収しに行くね。」

「そうですか、ではまたどこかでお会いしましょう。」

「ばいばい、キマリ。」

「あぁ、二人ともじゃあねー。」


空間を切り開きそこに入っていく。

空間が閉じたのを確認して、新しい場所に繋げる。


「おかえりないませ。キマリ様。」

「あぁ、爺や、ただいま。」

「客人がお待ちです。」

「分かったよ、ちょうどいい話があるから今すぐ行くね。」


先の尖った鋭い爪、魔族ならではの魔力、高位の存在。

聖エルフ大国に勝負を挑もうか。

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