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女王になったら会いに来い そう言った皇帝は私を忘れた  作者: ねここ


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ジュネの愛

「ジュネ、何を考えているの」セリーヌが言った。



「北を一気に攻め落とす」ジュネが言った。

 

 「やばいねそれ、大陸統一できちゃうかも」


「ジュネ、お前めちゃくちゃだな」カイルが言った。


 

 「そうか、俺は出来ると信じているがお前は違うのか」ジュネが言った。

 


「ジュネができるといえばできるよ」ジュリアが言った。



「クロエが先に行ったから行かないと」エメが言った。


 

「ジュネ、クロエが好きなのか?」カイルが言った。

 



 「好き??愛してるよ。」ジュネが言った。




 「ジュネ、お前ほんと勝手だな!」カイルが言った。


「それが俺だけど」ジュネが言った。

 

 「女王は渡さないわ」ジュリアが言った。


「それはクロエが決める事」ジュネが言った。

 

 「この女タラシがダメよ」セリーヌが言った。


「ジュネは恋人達やエディットも愛してるじゃないか」エメが言った。


 

 「ああ、俺を愛してくれる人を愛するのは当たり前だろ?だけど、俺が、愛している場合は違うのもあたりまえだ」



「なんだよその理論」カイルが言った。

 

 「とにかく北へ!」ジュネ達は北を手に入れる準備を始めた。





 ジュネは昔クロエを見たことがあった。



 ルマージュ王国の女王クロエとジュネの所属する国の国王が国交を結んだ時、

中立国で王同士の誓約書を交わす儀式の時だった。



 その頃のジュネは騎士団長として王の警備として行った。

 


 誓約書を交わす前日月明かりの下で涙を流すクロエを見た。



 その姿を見た時、この女王の笑った顔が見てみたいと思った。




 こんなに美しく涙を流す女王が笑ったらどんなに美しいだろうと。




 クロエはジュネに気がついた。


 目があった時ジュネの中で何かが芽生えた。



 クロエはそっと涙を拭って会釈をし女王の顔に戻りその場を去った。


 この女王の背負っているものの重さを感じた。



 助けたいと思った。


 

 涙の理由はその時は分からなかったが、必ず彼女に会いに行こうと思った。




 翌日誓約書を交わし国に帰る途中で王がクロエが自分のものになると口を滑らせた。


 誓約書の内容は酷いものだった。



 ジュネはクロエの涙を思い出し、その場で王を殺した。



 一緒に同行したジュリア達は驚いていたがいずれが今日になっただけだったのでそのまま王に即位した。



 意外に好意的に受け入れられたのは良かった。



 それからクロエに会いに行こうと思っていたらクロエが裁判にかけられると聞いた。


万が一のためにルマージュに潜伏したが国外追放になったのでひとまずクロエが国を出たら会いに行こうとした。


 国を出てすぐに運良く隣国の王を発見した。


 ついでだからそのまま襲った。


 その時クロエにも再会出来た。



 クロエはなんとなく明るい顔をしていたが死ぬ覚悟も同時にしていた。


クロエに生きたいのか死にたいのか聞いた。


 もし、死にたいと言ったらこのまま連れ去ろうと思ったが、生きたいとクロエは言った。



 クロエは南に向かっているようだったので南から征服する事にした。


 自分が治める国なら彼女は安全だ。



 途中またクロエに再会したのを機にジェノヴァに連れ帰り、強引に自分のメイドにした。


 彼女に笑ってほしいと思っていたがなかなか難しかった。



 でもクロエ自身も変わりたいと思う気持ちがあったので一度彼女を手放す事にした。


 どこに向かうのか分からなかったが予測をして万が一のためにネックレスを渡した。



 だがクロエは自分で道を開いていった。



 クロエがオランジュに入ることが手紙の内容からわかった。



 すぐに制圧する事にした。


 ジュリアは突然制圧する事に準備不足だと文句を言っていたが。


 再会したクロエは少し笑うようになっていた。


 相変わらずクールなところはあるが、目が合うと微笑みを浮かべてくれる。




 すぐにでも手に入れたくなったが、もう少し我慢する事にした。




 もっと笑顔が見たいから。




 ジュネはクロエを北に行かせる事にした。



 クロエが行けばそこを制圧する必要がある。




 クロエを守るために。




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