プロローグ
不覚だった
だが仕方なかったのかもしれない、今まで守ってきた仲間達に裏切られるなんて誰が考えるだろうか
兎に角逃げなければ、なるべく遠くに
今の状況は最悪
残りHP3 、回復アイテム無し、魔法封印状態、毒状態
あぁ何の為に頑張ってきたんだろう
今いる俺たちの世界、オンラインゲーム「EARTH」
地球丸々をフィールドにしたゲームで顔や職業、種族などの種類が豊富で職業はその人本人がカスタマイズしたら新しい職業ができる
その為このゲーム内で同じキャラクターはいないと言われるほどだった
「EARTH」のサーバーは人工知能入のスーパーコンピューター5台使用している、これは世界初の試みだったらしい
だが昔の人は上手いこと言ったものだ「塵も積もれば山となる」このゲームが甚大な被害を生むことになった
面白いもので人工知能は人間の様に寿命がきたら死ぬらしい、今回の場合は過労死だ
一部ユーザーの不正コマンドの使用、サーバーテロ、敵対ゲーム会社のスパイエンジニアによる人為的故障
後は察する通り、サーバーはお陀仏となった
しかも一番皆がログインする年明け前の時間帯に起こってしまったため数多くの人々がゲーム内に囚われてしまった訳だ
その上脱出方法がない
この上なく最悪な状況だったが一番楽しかった
「EARTH」内で生き残る術を出し合い助け合っていたあの時が
昔の事を思い出して感傷に浸っている間に毒の効果でダメージを負った
残りHP2、勿論こっちの世界で死んだら死ぬ
もっと重くなった体を無理矢理動かしながら「最初の森」へと入った
「最初の森」には低級のスライムかゴブリンしかいない、だか今の残りHPでは一晩越せないだろう
歩いていたらひらけた場所に出た
樹齢数百年程度だろう、そこの中央には大きな大木が居座っていた
彼は大木の幹に寄りかかった
今宵は満月、鬱蒼とした森に光を照らしているが大木の下にいる彼には届かない
幹に寄りかかった彼には走馬灯の変わりにある感情が湧き出ていた
その感情とは死への恐怖や絶望と言ったものではない、混じりけのない「復讐心」一色である
そんな感情を渦巻かしている彼に引き寄せられてか、1匹のスライムが近づいてきた
姿や形は一般的なスライムと同じだが、何か他の物とは違う冒涜的何かを感じさせる
スライムはヨダレを垂らしていた
スライムがほかの生き物を喰うとは聞いたことがない
だがスライムの目には彼は美味そうに見えるのだろう
仲間達に裏切られてスライムに喰われて死ぬ
ほんと最高だよこのゲームは!
と彼が思いながら笑った、頭がいかれたからわらったのではない
ただ面白くなって笑ったのだ
ガリッゴリッ
スライムが足の骨や肉を砕いて喰う音が骨を伝い頭の中で響いた
それは心地よい物であったし、不思議と痛みは一切なかった
月明かりで薄らスライムの体の中身が見える
その中で消化されている自分の足を見ながら目をつぶって願った
「その者達に死の鉄槌を」
お昼前に読んでくれた方はスラマッパギ!
お昼過ぎから見てくれた方はスラマッパマラム!
匠と申します!
最後まで見ていただき有り難うございます(`・∀・´)
まだプロローグですがどうだったでしょうか?
面白そうと思ってくれたら幸いです(^ ^)
初投稿となりますので至らない点がいくつもあると思います
ここ誤字あるよとかコメント等で教えて頂くと幸いです
この後、彼の復讐が始まってきますがどうなっていくでしょうか?私も考えているとワクワクしてきます




