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探求冒険家エクスコ!(仮)  作者: じゃむ(sadojam)
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リョウさんはまだ思考が現実とリンクしていない。呆然としてる。

[いったんエクスコとアパートへ行く。リョウは部屋から絶対に出ないで]

えっちゃんは、コースケがいつの間にかリョウさんを、呼び捨てで呼んでる事に今更気付いた。

自分もまだ完全に現実とリンクしていない。

呼び捨てや命令な口調は、現実を見れない、見えてない、見たくない相手に有効。指示されると楽だと感じてしまうから。


部屋から二人出る。

[一人にした方が整理出来るからな]

コースケがえっちゃんに言った。

[私達って何なの?]

エレベーターでえっちゃんは質問する。

[俺達は違う世界から来てるんだ。エクスコが思い出せない限り詳しくは言えないけどな。ワケはちゃんとある]

えっちゃんの口も顔も動かなかった。

それ以上会話はなかった。


えっちゃんは自分が他の人と違う事は感じてた。だが信じたくない気持ちが強い。


[利用するのはなんでも利用して解決しよう]

コースケの言葉にえっちゃんはうなづいた。

ホテルの裏口から出てタクシーに乗る。

[付いてきてるね]

[うん]

二人ともすぐ気付いてた。リョウさんに張り付かれるならまだ私の方が。えっちゃんはそう思ってコースケに見張られてる事を言わずタクシーに乗ったのだ。コースケも同じ考えだったと思う。


尾行。白い軽のバン。適度な道に入り降りる。

[エクスコは弱いふりを。わざわざこっちの武器を見せる事はない]

コースケの言葉にうなづく。

スーパーに入りカップ麺と飲料水を買う。レジ会計中に視線を感じた。車から降りて尾行。気付かないフリをする。


そこからアパートまで三十五分間歩いた。尾行は二人。チラリと盗み見るも一人は中年。ヤクザなイメージは無い。もう一人は若かった。革ジャンを着てる。弱い者に強くなれ強い相手に尻尾を振るタイプに見えた。運転手なのかもしれない。

[二人一組の尾行か。金は使ってるんだな]

コースケは小さな声で言った。えっちゃんはコースケは自分と違う目線で見てるんだな。と思った。自分の考えてた事は言わなかった。

コースケは全体的な視野で物事を見ている。私はあの二人の事だけを見ていた事に気付いたから。



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