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[前にも話したろ?まずは恐怖を消す事だな。しっかり見ててくれよ]
コースケはリョウさんを座らせる。えっちゃんにカーテンの前に立つよう言って机をどける。
[ちゃんと見てて]
と言い終わらないうちに、コースケは振り向きながら、えっちゃんに向けて裏拳を放った。リョウさんは当たると思い目を背ける。
[ちゃんと見てるんだ]
コースケの強い口調。えっちゃんは避けていた。
[いくよ。エクスコは手を出すな。避けるだけだ]
コースケは蹴り上げる。えっちゃんは片足を上げて受け止める。コースケの蹴り上げた足がつかないうちにパンチを顔に打つ。えっちゃんはよける。コースケがお腹へパンチ。えっちゃんは手で受けながらも身体をよじり交わす。コースケは間をおかず蹴りを入れる。パンチをする。全て当たらない。コースケはテレビのリモコンを取り、ナイフのように、えっちゃんに向けて振り回し、刺す。どれもえっちゃんは避けたり手で綺麗にさばく。
コースケが大きく回し蹴り。えっちゃんは後ろに高くジャンプし避ける。えっちゃんが着地したのはソファのひざ掛けの狭い場所。
[な、俺とエクスコに任せておけば安心だろ]
コースケは息も切れてなかった。えっちゃんも同じだった。
呆然と見てるリョウさんにコースケは言った。
[俺よりもエクスコの方がもっと強いんだ]
そしてえっちゃんに言った。
[思い出した?]
えっちゃんのは首を横に振った。でもコースケの攻撃の最中に何度も反撃出来た事は分かっていた。コースケがわざと大ぶりな攻撃をしていた事にも気付いていた。
[私ってなんなの?]
[思い出せば全て分かるさ]
コースケは机を戻しながら言った。そしてリョウさんに声をかけた。
[リョウ。怖がったら負けなんだ。俺とエクスコが付いてるから怖くないんだ]
リョウさんは何度もうなづいた。




