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23 創作屋の言葉のナイフ

 正直このエッセイ作品投稿の合間を埋めるためだけの場繋ぎ与太話だから一応とはいえそれなりに作品更新できてる今更新する必要はねーんだけどさ。


 最近、なんか色々と心にダメージがきたのです。小説の感想をもらうのはめちゃ嬉しいし、その中にここはこうしたほうがいいよ! とかこれはイマイチ! とかいう意見があるのも、今後の作品作りのためにはとっても嬉しい。


 辛いなって思うのは、言葉が抉るように刺さる時。


 会社でパワハラめいたお叱りを受けるのはまあもう慣れたもんだけど、気晴らしのインターネットでも心がしんどいときがある。解釈違いとかそういうあれもある。それだけじゃない。


 あんまりうまくまとまらないけど書いてみる。別にこうしよう! という提案というよりは、私はこうしたいというだけの話だから、読む人は気にしなくていい。


 ふと、自分が子供の頃、大人にはよいこぶって、でも本性はクソガキなクズだったことを思い出すのだ。


 私は子供の頃、天才ではないにせよ、ある程度人並み以上に好成績で、ある程度友達も多くて、それなりに上手くやってたんだが、どうしても苦手な子がいた。


 正直、ここに書けないくらい、その子に対してつらく当たっていたと思うが、結果として何故か今も友人関係にあるし彼女がマゾ気味なのはまさか私の責任なんだろうかとか悩んだりもするが、ともかく。


 私はその過去を悔いている。人を攻撃するのはよくないと考えるようになって、冷静に取り繕おうとするようになった。


 根っこは善良とはいいがたいし、でもほらいじめかっこ悪い的な。完璧に聖人ぶるのは難しいけど、極力冷静さを忘れないようにしなきゃって。たとえば相手が悪人でも、自衛以上に相手をすり潰すことはよくないって思うのだ。だって世の中には法律というルールがある。裁くのは私の役割じゃないのだから、攻撃することは正当化されはしない。


 言葉はナイフに例えられる。


 暴言がよくないとか、そういう意味でよく言われるけれども、たぶんそれだけのことじゃないのだ。仕事柄言葉遣いには気をつかうので、その反動で普段は口悪い私だけども、言葉がナイフなら心はりんごのようなもの、なんて、ゆるゆる考えているのです。


 正しくナイフを使えば、皮を剥いて食べやすくしたり、うさぎちゃんカットにしてみたり、食べられない種をどかしたりできる。


 でも突き立てるのではだめだ。食べられるところまで削いでしまうのもだめだ。柔らかい果実を抉っても美味しくは食べられない。


 言葉も同じことです。言い方次第で人の心を開いたり閉ざしたり、あるいは消えない傷をつけたりするのです。


 昨今の炎上騒動やら何やらかんやら見ていると、ヒートアップしすぎてる人がいる気がするんだ。それが見苦しい、と私は思う。私だけかもしれんし、他にも思う人がいるかもしれん。ただ、私はそれがとてもしんどい。


 でもやりすぎる人はどこにでもいて、それはルール違反だろうと思うのだ。裁かれるべきものを裁くのはルールで、ルールがそれを許すなら私たちはその人を責めるより先に。ルールに不備がないかを見直さないといけないのだ。悪法も法であるのなら、文明社会に生きる我々はそれに従わなくては文明的ではない気がするのだ。


 私は寛容な両親に甘やかされて育てられた甘ったれである自覚がある。ので、無意識のうちに誰かを言葉で刺していることもあるかもしれんと思うけども、何が悪いのか自覚していない可能性が高いし、そのときは申し訳ないが私はそういうタイプのクズだというだけのことなので、無視してほしい。他の人も同じように自覚なく誰かを刺しているかもしれないが、それはそれ。うん。人それぞれ色々あるし。


 ただ、意識をしていれば、少しはましになれるんじゃないかと信じたいのだ。せめてマイナス振り切れたクソガキの私から、プラマイゼロの良くはなくても悪くもない私になりたい。


 そういうことを、いつか物語の中で紡げたらと思う。私がいずれ書かなければならないのは、そういうものだ。


 あなたは創作屋の仲間だろうか。別にそうでなくともいい。あなたの言葉は、何を紡いできましたか。

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