story2
それから数日後……
やっぱり誰かが見ている視線が気になり、正体をつかもうとするが……
『ハァー、猫の気まぐれなのか、自分の気まぐれなのか、やになるわね、この性格。』
自分の性格に嫌気が差し込むが……気まぐれでのんきな性格はとりあえず置いといて……
今日も今日とて彼らは彼女の周りにいる……しかもボスと言われる男の目の前にいる、なぜかって?それは彼らに連れてこられたからです。
『(もしかして絶対絶命!!(汗))』
「ほう、この子がお前らの言っていた……」
「うん、猫。」
「クロっていうんだ。」
二”ャー『違うわよ。まぁ色んな名前は確かにあるけど、そんな名前じゃないし……』
「………わかった。その猫は私が預かろう。」
「「え!」」
『はい?!』
満面の笑みを放つ二人をよそにボスと言われる男は、猫を抱いて……玄関から自分の部屋と行ってしまった。
『え、え、えっと、どうしてーーーーーーー!!』
今の叫びなら全国にでも届く勢いだ。
だが、その声も今は聞こえない。
「さて、ここならだれにも邪魔は入らない。」
ニャー『そうですか……』
バタン、ガチャ。ボスの部屋についてそうそうしっかり、鍵をかけられ逃げられない状況。
ボスは抱いていた猫を、ソファの上に下ろす。
「では君の事を聞こうかね。」
ニャ?『は?何言ってんのこいつ。』
「失礼な、私はちゃんとしている。気は確かだ。」
『え、えっと、あたしの声……声聞こえてるの?』
「無論だ。聞こえている。数週間前からか……」
『へぇー、一つ言ってもいい?』
「なんだ?」
『……なんでー!なんであたしの声が聞こえてんの?あの人だって、あのお姉さんだって聞こえなかったのに!!なんで!!!』
「……わかった。とにかく落ち着きなさい。」
ツッコミ所満載で、猫も混乱気味だ……
ボスは混乱気味の猫にミルクを差し出す。
「どうぞ」
『……ありがとう』
ズズッ、猫にはミルク、人間は紅茶……何とも微笑ましい光景だ。 と、
言えるだろうか……
「さて、君にはいくつか質問をしたいがよろしいかな?」
『ええ、どうぞ。』
「君の名前は?」
『マリアンヌ・ジャンヌスよ。マリアって呼んで。』
「ふむ、それが本名か。」
『えぇ、そうよ。』
「ほかの名前は?」
『内緒よ。』
「歳は?」
『秘密。あぁ、でも十歳ぐらいかしら。』
「……それは人間でいうとか?」
『えぇ、多分、人間と同じよ。』
二人いや、一人と一匹の楽しい自己紹介ともいえる事をやっている……というよりもなんだか一方的な質問だ。
『それで?』
「?、何か不満かね?」
『いいえ、あなたの事を聞いていないわねーと、思って。』
「そうか。私の名は、クラウディ・ディア・スペードだ。歳は君より二十上だ。」
『………三十?三十路なの?』
「何か?」
『いいえ、それにしては童顔というべきなのかしら。』
「君は本当に猫なのか?十歳の子供なのか?」
浮かびかがる疑問。 そこへ ドンドン
「おい!クラウディ!いるか!?やべーことが!」
「?、ジャック。その扉は開けてある。入ってきなさい。」
『はっ!?開いてるの?だって鍵が 』
バン!何か不吉な音をたてるように いや、ノックの音からこの音になった……と言えるだろう。
「とっ、わりぃ。またこわしちっまた。」
『!!!!!!!』
その光景にマリアは口が戻らないほど大きく口が開いた。
「かまわん。それでどうした?ジャック。」
「ああ、そうだった!あいつが 」
ドン!今度は何かが爆発した音。そこには扉があったはずの場所、なぜか真っ黒になって煙がプスプスと上がっていた。火薬にいいものは使われていないのがよくわかる。マリアもケホケホと咳払いをしていた。
『湿気たものを使っていないこの火薬……』
「ほう、よくわかったな。」
「?、クラウディ?」
「ワハ八ハハハハハハ!今日こそ君の首をいただこう!クラウディ!!」
「また、来たか。ブルック。」
ツッコミどころ満載の最後
次回新手登場!




