story1
いつものように日あたりがいいところで昼寝をする猫。
黒い毛並で青い瞳に赤いリボンと黄色い鈴がよく似合う猫だ。
『ハァー、今日もいい天気。そろそろあの二人が、?……誰かに見られている?』
視線がする方へ向けるがそこには誰もいない。
『……う”ん気のせいかしら?ハァー、来ない日なのかしら今日は、、』
「おーい!」
『!』
何に対して怒っているのだろう?しっぽをブンブン振っている。けど、それもそこまで、遠くから若い声が響く。十代後半ぐらいだろうか、黒いスーツに身をまとい、こちらの方へと向かってくる。二人の手には大きな紙袋が……。
「わりぃな、待たせちまって。」
ニャーン『別にいいのよ。それにしても今日は一段と汚れてるわね。』
「ん?ああ、そうそう君の好きなフィッシュだよ。」
ニャー『わかったから少しはほこりをはらいなさい!汚いわよ!それに手も!』
彼らに猫いや、彼女の言っている言葉は伝わらないいや、そもそもわからないものだ。
彼女は彼らの手にバシッと……ひっかくように手を叩いた。
「いってー」
「あ!ごめんごめん。今日も仕事をしていたから忘れてて……」
『もう!……まったくこの二人は、どうしようもない。』
やっと気付いたのか二人は持っていた水で洗い、ハンカチで手を拭いた。拭き終わり、猫である彼女の隣へと座る彼ら。
「はい、君の分。冷ましてあるから大丈夫だよ。」
ニャー『ありがとう。』
「でも気を付けてね。あ、レイニーそれ俺の。」
「あ、わりぃ。ってお前こそ」
「あれ?」
二人はお互いに自分のものをとったと思っていたが間違っていた。
ちなみに「レイニー」と言った相手は“スノー・ハニー・スペード”。短い髪に茶髪に深い緑の瞳が似合う男。
スノーが言ったレイニーとは、“レイニー・チョコ・スペード”はスノーと同様、短い茶髪で蒼い瞳の男。
なぜ、こんな二十代の男が……可愛らしい猫と食事しているかというと……。
『本当、わからないわ……』ヴーっ
「?、どうしたの?」
「う”-ん、もしかして俺らが怖いとか?」
『まさか……なんて聞こえないわよね。私のこ……え?あれ?いつからいましたっけ?あの方々……』
三人いや、二人と一匹の猫を誰かが……見ている……いや、見られている。
『う”-ん……どうしよう、逃げるべき?けど、これ食べたいし……』
「?……どうしたのかな?」
「腹でも壊したの?」
二”ャーン”『違います。……まっ、いっか。』
悩んでいたが気にしないように、二人からもらったフィッシュを食べ始める。
そして、これが事件へとつながるとは知らずに……




