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幻葬 あやかし鬼奇譚 2

作者:和菜
――きっかけは、ただの、誰もが持つ感情だった。

不死の命を持つ女妖怪の神楽と、最強最悪と言い伝えられる鬼の焔獄鬼。
百年の時を経て巡り逢い、二人は人の世を彷徨い歩く。

成り行きで商人の用心棒を引き受けることになった二人。
彼等の目的地の近くの町村で、辻斬りが横行しているという。
恙なく旅は進み、目的地まであと少しというところで、遂に神楽と焔獄鬼は辻斬りと相まみえ、その正体を見る。
人の世で起こる凶行が、必ずしも人間のみが起こすものとは限らない。
その辻斬りは、妖刀が人の体を乗っ取り操って起こしていたものだった。
戦いの最中、妖刀は次の自身の器を不死の体を持つ神楽に定める。
神楽と焔獄鬼は、妖刀を破壊すべく捜索を始めるのだった。
序章
誓い
2025/06/01 22:00
一章
辻斬り
2025/06/02 22:00
苦手な事
2025/06/03 22:00
惨状の森
2025/06/04 22:00
弔いの火
2025/06/05 22:00
小さな命
2025/06/06 22:00
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