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手紙と世界の関係 3枚目
「紅さん……ですか」
「まあ、紅さんについてでしたら、さっき会ったトクサくんと、あとまだ黒田くんはお会いしていませんが、葵さんという方に聞いてみるといいと思います」
と白雪さんは言って、ちょっとまっててください、と俺を部屋に一人残し、大きく筒状に丸められた紙を抱えて戻ってきた。それは街の地図だった。この街には紙の地図だなんて似つかわしくないですけど、と少し苦い笑みを浮かべつつも、どこか穏やかな雰囲気を醸し出していた。
そして白雪さんは、俺に郵便局の場所を教えてくれた。
この街には郵便ポストがない、道路にも、家の前にも。手紙を出そう、受け取ろうと思ったならば、街にたった一つだけある24時間営業の郵便局にいくしかない。
そこで、すべての受け取りがされている。ただ、技術革新のおかげか、そこは職員が駐在しておらず、常に無人。機械がすべて手続きしてくれる仕組みとなっている。
と、説明を受け、俺は手紙を携えて、家を出た。
そして、郵便局の前で俺は意識を失った。




