おわりに 貴方の世界に貴方色の物語を
私は、ハイ・ファンタジーとは神話であると思っている。
それは、世界を創造するからで、作者が『光あれ』と生み出さない限り、その世界は現れないからだ。
そんな信念のもと、このエッセイを書いたのだが、wikiの天地創造を改めて見てぽんと手を叩く。
7日目 神は休んだ。
6日目で世界を作り終わったから、神は7日目で休んだ訳で、神様もちゃんと世界を作り終わらせているのだ。
神様にできる事なのだから、仮にも神様になる我々にできない訳がない。
なお、このあたりの神の苦悩を実に楽しく書いてくれているのが友野詳先生の『ファイブリア』シリーズだったりする。
作者として改めて読むと、実に色々なウロコが目から落ちるのでおすすめである。
まあ、そんな訳でこのエッセイは本来なろうテンプレに貴方が考えた神話をつける事で、ちょっと違う物語を提供するという目的で作りだしたものである。
で、私自身これを書いて何を得たかというと、得たものが一つある。
おわり
だ。
色々な物に手を出して、色々な作品を放置していると、この『おわり』を本当に見失うのだ。
それは、世界を作っている時に己の位置を見失う事にほかならない。
貴方が創作で詰まった時、確実に効く薬の一つが『おわり』だ。
そして、貴方が世界を作る時に絶対に必要なのもこの『おわり』なのだ。
貴方が物語を作る時、貴方の物語と世界を形成する最後のピースがこの『おわり』なのだ。
だからこそ、私はこれを読んだ人に力説したい。
一つでいいから物語を『終わらせろ』と。
それが貴方の、貴方だけの世界となり、次の世界の礎になるのだから。
その礎を持って、貴方はこの言葉を唱えればいい。
「光あれ」
と。
貴方の世界に貴方色の物語があふれることを祈って。
おわり