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「この結婚はなかったことにしてほしい、お互いのためだ」と言われましたが……ごめんなさい!私は代役です  作者: 涙乃


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7アランside

✳︎✳︎✳︎

ルークがフィオナの元に戻ってくる少し前、アランは書斎で一人思い悩んでいた。



「失礼します。アラン様」


ノックと共にルークが入室してくる。


「アラン様、先程のメアリー達の件ですが」



「メアリー? あの侍女達のことか。まだいたのだな」



「まだとは?」



「お前が報告してきたではないか。勤務態度や行動に問題のある者がいると。だから、解雇すると書類に記入しておいただろ?」


アランは書斎机の隅に置かれた書類をパラパラとめくっていく。


「この辺りに置いていたはずだが」


「こちらのことですか?」


ルークは1枚の書類を引き出しから取り出す。


「なぜそんな所に? なんだこれは⁉︎ ど、どういうことだ? 誰がすり替えたんだ」


アランはその書類を見て絶句する



「やはりそうですか、アラン様、今この邸にはあの性悪侍女達しかおりません。なぜなら、アラン様が解雇リストを記入していたからです。そのリストに記入された者達━━この邸のほぼ全員ですが、を解雇致しました。」



「な⁉︎ ルーク、お前何ということをしたのだ?」



「お言葉ですが、私は主の意志を尊重したまでです。内心では気でも狂ったかと思いましたが」



ルークは冷ややかな視線を向けつつ、めがねを片手でかけ直す。


「ならば、私に確認すれば済む話だろう。」


「確認したくてもできなかったのです!早急にと書いてありましたので、せめて皆に退職金は弾ませていただきました。 事後報告となりますが、よろしいですよね? 

どこにいるのかも分からない主を探すほど、暇ではありませんので。」



「ぐぬっ、そ、そうか、あの時だったのか……すぐに皆に詫びたい。 呼び戻すのを頼めるか?」




「まぁ、そんなことだろうと思いましたので、呼び戻すまでしばらく休暇を与えると言っておきました。

皆は婚約者様と二人きりになりたいのだろうと、ほのぼの出て行きましたよ。

 それに、この書類をすり替えたのもメアリー達でしょう。騎士団に引き渡すことも可能です。」



「いや、待て、今この邸には彼女達しかいないと言ったな? フィオーリ嬢が困るといけない。 呼び戻すまで様子を見よう。」



「甘いですねアラン様。 彼女達には改心の見込みはないと思いますよ。」



「一応侍女だろう? 誰もいないよりはましだ。」






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