隣の惑星へ
「まずは研究所に連絡して隣の惑星に衛星を飛ばしてもらおう」
「そうですね、それがいいでしょう」
「それから地上に着陸できる宇宙船だな、もしくはAIだけを載せたロボット軍団だな」
「ロボット軍団だと人的消耗もなくなりますし、いいですね」
「そうだろう?これも研究所に連絡して研究してもらおう」
「人的資源がかからなくなると軍隊も縮小できますし、いい事づくめですね」
「まあ軍は縮小して警備を増員したい所だがな」
「そうですね、AI警察も導入してますが逮捕率がいまいちですもんね」
「そうだな、やはり警備も警察も人的資源を投入するべきだ」
「研究所から返事が届きました」
「ほう、なんといっていた?」
「AIロボット軍団のほうは人間が遠隔でAIに指示を出すことによって実現可能との事です」
「ほう、多少の人は必要になるか、まあ仕方あるまい」
「それで隣の惑星に衛星を飛ばす件ですが、これは全く問題なく今月から始められるとの事」
「それは早いな、それでいいだろう」
「ですが、隣の惑星に衛星を設置しても科学文明がある程度発展してる場合撃ち落とされる場合があると言っていました」
「まあそれは仕方ないだろう、だが今は衛星は飛んでないんだろう?」
「ええそれも確認しました。現在隣の惑星に衛星は飛んでいません」
「多分大丈夫だろう、どうせ魔法文明が発展して科学文明が発展してないとかじゃないか?」
「可能性は十分ありますね」
「それと隣の惑星に着陸できる巨大宇宙船ですが、宇宙で建設した場合、降下のみ可能になると言っていました、まだ宇宙に戻ることはできないようで、AIロボットなら問題ないだろうと言っていましたね」
「そうだな、人的資源を投入しなくても制圧できるならそれで十分だしな」
「はい、それにAIロボットのほうが殺傷能力が高いようで、一気に大量投入できるし、兵站が必要ないとの事で、必要なのは充電設備ぐらいだろうと言ってましたね」
「それはそうだろうな、降下させた宇宙船に充電設備を載せておけば十分だろう」
「そうですね、今観測できている大陸の数が6もあるとの事で、小型の諸島部も多数あり、侵攻にはあらゆる兵器が必要になるようですね」
「建築ロボットも必要だな」
「言語学校ですか?」
「そうだ、まず言語は統一しなければいけない」
「訓練学校はどうしますか?」
「それはもういらんだろう、この星だけの住人の特権にしよう」
「それはいいですね、差別意識が生まれるかもしれませんが、警備と警察になれるだけでも十分な特権になります」
「うむ、それぐらいはいいだろう」
「それで言語学校を作る建築ロボットですか?」
「そうだ、資材から用意しなければいけないだろう」
「資材は宇宙船で運んでしまって、建てるか、もしくは宇宙船自体を言語学校として利用するのはどうでしょうか?」
「巨大宇宙船ならそれもできるな」
「はい、食料生産もできる施設も宇宙船に積んで運んでしまえば現地で作る必要もありません」
「確かに、それはそうだな、俺の考えも凝り固まっているな、時代は進んでいるんだ、新しい方法をどんどん試していかないとな」
「はい色々アップデートしていかないといけないですね」
「研究所所長に繋いでくれ」
「畏まりました、少々お待ちください」
「ルッタ皇帝陛下お待たせしました」
「忙しかったか?」
「いえ、大丈夫です、何かございましたか?」
「あぁ宇宙船の開発にどれぐらいかかれるのかと思ってな」
「まずは宇宙港を整備しないといけなく、まだしばらくかかると思います」
「宇宙港の開発はAIロボットにさせているんだろうな?」
「はい、集中管理システムを導入しており、一人で100台のロボットを動かせます。」
「AIにAIを管理させないのか?もっと効率よくなるだろう?」
「それも今研究中でしてマザーAIという構造を考えております」
「そうか、まだ研究中か、それで現状の建築速度でいくとどれぐらいかかる?」
「そうですね、宇宙港を整備してドックを作り建造となると早くても7年はかかると思われます」
「ドックは100か所は作れよ、今後宇宙にでるにはそれぐらい必要だ」
「わかりました、それでも8年もあれば完成するでしょう、宇宙船に関しては今から研究しますので、人が乗らない仕様で10年後には完成させて見せます。」
「人が乗らない仕様か、人が乗る仕様だともっとかかるのか?」
「そうですね、もっと時間はかかるでしょう、色々問題がありますので」
「隣の惑星を攻めている間に増産すればいいし、まずは攻めれるように100機巨大宇宙船を頼むぞ」
「わかりました、攻撃用ロボットの生産も行っておきます、色々な種類が必要だとシロ様から聞いております。」
「そうだな、色々必要になるだろう、現地住民の教育の為に言語学校化できる宇宙船も必要だぞ」
「それは簡単ですな、農業用宇宙船も簡単に作れます、水素の生産不足になりそうなので、ガソリンで稼働する施設も検討中です。」
「そうか、ガソリンは余り気味だからな、使えるなら使ってもらった方が助かるな」
「あと、現地住民の収納施設ですが、これも宇宙船で管理できるでしょう、初期生産は戦闘艦ばかりになるでしょうが、中盤から後半にかけては施設系宇宙船の建造になるでしょう」
「わかっているではないか、まあ戦況次第な所もあるが、戦闘用ロボットには物理無効と魔法無効も装備させておいてくれ」
「それでも完璧ではありませんが、現在魔法学校で研究中の魔素を貯めれる玉ですが、これが完成すれば魔素がある限り戦闘用ロボットが魔法展開も可能です。」
「まあ隣の惑星に魔素があるかどうかわからんが魔法無効は装備させておいたほうがいいだろう」
「そうですね、雷魔法など食らってしまうといくらロボットでも駄目になってしまいますからな」
「うむ、何があるかわからん、できる限り対処できるようにロボットには装備を充実させてやってくれ」
「わかりました。研究を重ねて必要な装備を装着させますね」
「では衛星はどうだ?」
「それは今月にもとりあえず32機体制にして来月には64機ですかな再来月には96機にしてリアルタイム更新できるようにしましょう」
「そうだな、どんな文明なのかも上空から監視するだけで戦略も立てやすくなるからな」
「はい、もう用意できてますのですぐにでも開始します」
「わかった、よろしく頼む」
「魔法学校長に繋いでくれ」
「畏まりました、少々お待ちください」
「ルッタ皇帝陛下お待たせしました」
「早かったな、部屋にいたか」
「はい、研究員からの資料を読んでおりました」
「それで魔素を貯める玉はできそうか?」
「概ね完成しております、現在貯蔵量の増大に取り組んでおります」
「そうか、もう一応は完成してるのか」
「ですが貯蔵量が少ないので研究中です」
「それで完成してる物はどれぐらいの貯蔵量なんだ?」
「そうですね、搭載を予定している戦闘用ロボットに物理無効と魔法無効を装備すると聞いておりますが、まだ防げて10発でしょうか、機関銃のような連射型には非常に弱いです」
「なるほど、まあ魔法使いが使う物理無効結界も機関銃には弱かったしな、それは仕方ないだろう」
「ロボットなので装甲もつけられるようですが、今現在貯蔵できる量では10発が限界でしょう」
「どのぐらいを目指している?」
「今は100発、1000発に耐えられるように構造から研究をし直しております。」
「そうか、あと8年ぐらいで完成させて量産しできるようにしてくれ」
「まだ8年もあれば1000発耐えれる物が完成すると思います」
「だが魔力を充填する者も必要だろう?」
「そうですね、今の魔力持ちには充填を義務図けて充填量に応じて給金を払えば問題なく運用できると思います」
「そこまで考えていたか、そうだな、その仕組みだとみんな応じてくれるだろう」
「そうですね、後は充填箇所を町単位で設置したほうがいいですね」
「そうか、手軽に充填できるのは大事だもんな」
「そういえば学年首席の魔力量がとんでもないんですよ」
「ほう、どれぐらいの量なんだ?」
「正確には測れてないんですが、一般生徒100人分以上は確実にあります」
「それはすごいな、魔力量を増やす秘訣なんかは教えてくれたりしないのか?」
「小さい頃から魔力循環を日々やっていたそうです」
「なるほど、わからんがそれをすると魔力量が多くなるのか?」
「その可能性はあります、なので新入生には魔力循環を毎日行うように指導しています」
「ほうほう、それで成果はあったか?」
「そうですね、例年の2倍程度と言った所でしょうか」
「それでも2倍か、すごいじゃないか」
「でも首席の子は産まれて間もなく気づいたらやっていたと言っていまして」
「なるほど、その選別は難しいな、しかし一般市民に普及するぐらい広報してみてはどうだろうか?」
「魔力が増えるとその人の人生に関わってくるからな大事だぞ」
「そうですよね、わかりました。秘匿しないで広報活動に力を入れます」
「そうしてくれ、じゃあ次の学長は今の首席になるのか?」
「そうだと思いますよ、色々開発もしておりますし、実績も申し分ないです」
「そうか、わかった。魔素充填の玉はくれぐれも8年だぞ、それで市中に広めるからな」
「わかりました。それまでに完成させてみせますのでご安心ください」
5年後
ルッタは32歳になった、もう届くプレゼントも少なくなっている、それでも昔からプレゼントを送ってくれる者も多い
「ルッタ皇帝陛下どこですかー?」
「私はいつもここにいるだろう」
「書類に埋もれて見えませんよ」
「それでどうした?」
「そろそろ婚活パーティーを開いてもいいのではないでしょうか?」
「もうそんな時期か苦手なんだよなー」
「陛下は人の集まり事体苦手ですもんね」
「あぁそうなんだ、いつも晩餐会とかでも挨拶だけして帰るからな」
「それで、婚活パーティーを開くという事を各地に触れ込みました所、これだけの応募がありました」
「おいおいなんだその数は、もう机に乗らんぞ」
「それだけ陛下は人気があるということですよ」
「そうか・・・まあいいだろう、それで婚活パーティーは何か月後だ?」
「2か月後です。みんなドレスの準備もあるでしょうし、ワクワクするのは時間をとっておいた方が楽しいはずです」
「それで総勢何名なんだ?」
「207名です」
「そんなに名前覚えられんぞ」
「気になる子だけ覚えればいいんですよ」
「そうか、ほうほう、特技や特徴やおすすめポイントまで書かれているんだな」
「まあ気長に目を通しておいてくださいよ」
「わかっている、大事な伴侶になる可能性がある子達だろ」
「みんな16歳ー20歳ぐらいですからね」
「そうか若いな、まあ仕方ないか」
「みんな適齢期ですからね、それにそれなりにいい家の子達ばかりですよ」
「そうか・・・何か試すものでもあったほうがいいか?」
「それはご自由に陛下の好きなようにしていただいて大丈夫です」
「迷うんだよなーなんもせんでもいいか」
「ええ会話だけでもいいと思います」
「そうだな、そうしようか、では書類仕事に戻るぞ」
「頑張ってください、それが終われば今週は書類仕事そんなに多くないですから」
「わかった、ゆっくりやるよ」
「ルッタ皇帝陛下、研究所所長からお電話です」
「出るぞ」
「ルッタ皇帝陛下、AIロボット建築作業員に切り替えてから建築速度があがりまして、もう巨大宇宙船100隻完成しました」
「予定よりかなり早いな」
「24時間労働しても怒りませんのでかなり早く建築できました」
「そうかでは攻撃用ロボットもすでに完成しているのか?」
「完成しております。現在建築中なのは言語学校船と農業船ですね」
「そうか、まあそれらも数は必要だからな、多めに作っておいてくれ」
「わかりました、戦闘用宇宙船は100隻でいいのでしょうか??」
「まだまだ作れるか?」
「はい、後3年もあれば600隻は建造できます」
「そうか、なら建造しといてくれ」
「わかりました、建造しておきます」
「降下後再度宇宙に戻ってこれる仕様にはするなよ、宇宙で暴れられたら困るからな」
「わかっております。数は少ないですが往復する機も必要ですのでそちらは建造してもいいでしょうか?」
「少数なら構わん必要な警備ロボットは搭載するようにな」
「わかりました。それと付近の惑星から資源採掘を行ってもいいでしょうか?」
「無人の惑星か?」
「はい、人間が住める環境ではないのですが、衛星から確認した限りかなりの鉱物がある可能性が高いので、そちらの開発も行いたいのです。」
「ふむ、許可しよう惑星は無数にあるからな、いくらでも開発していいぞ」
「ありがとうございます。とりあえず、近所の8つの惑星から開発を行っていきます」
「うむ、せっかく宇宙に出たんだからな、資源取り放題はいい権利だろう」
「ルッタ皇帝陛下今日が当日です」
「婚活パーティー当日か」
「何が楽しくて婚活パーティーにでなくてはいけないのか」
「エルフ化技術が進化するまでは続くでしょうね」
「エルフ化技術が進化しても皇帝にいられるのは65歳までだろう?」
「まあなんやかんや特別条項はありますけどね、基本は65歳までですね」
「そうだろ、だからこの歳ぐらいで結婚して子供を作るわけだからな」
「わかってるじゃないですか、仕方ないんですよ、だからいい子を選んでくださいね」
「アリエッタ姫のように戦闘狂は私は嫌だぞ」
「大人しい清楚の子を選べばいいじゃないですか」
「ふむ、そうだな、そろそろ時間か」
「そうですね、行きましょうか」
「気が重いな」
会場には綺麗なドレスに身を包んだ美女ばかりだ、色んな女性がいるが活発そうな子も多い、今までの皇帝の嫁になれたのはいずれも活発な女性だったからだろう、みんな意識して育ててきたのだろう、ルッタ皇帝陛下も活発な女性が好みと思われているかもしれないが、清楚な淑女を探しているのはみんなもびっくりだろう。
どんな女性を選ぶんだろうか、この後の婚活パーティーが楽しみである。
「今宵の婚活パーティーに参加してくれてみんなありがとう、全員と会話する為、並んでくれ、今日中に誰にするか発表する予定だ、みんなのいい所を是非簡潔に教えてくれると助かる、では始めよう!」
次々に挨拶と一言話して次の女性に変わっていく、そんな短い会話だけで何がわかるのかわからないが、何かピンッと来る物があったのか、ルッタ皇帝陛下は全員の女性と会話し終わってから一人の女性に話しかけた。
「そなたの名前はなんだったかな?」
「あら、ルッタ皇帝陛下、私ですか?」
「あぁそなただ、確か・・・・」
「ルータニアですわ」
「ああそうだったな、ルータニア嬢、何か好きな事はあるか?」
「読書と鳥の飼育ですわ」
「鳥の飼育か、どんな鳥が好きなんだ?」
「セキセイインコですわあとオカメインコも好きですわね」
「小さい鳥か、可愛いのか?」
「えぇ可愛いですわ、お喋りもしますのよ」
「なるほど何匹ぐらい飼っているんだ?」
「セキセイインコが12羽とオカメインコが8羽ですわ」
「多いな、名前はちゃんと覚えているのか?」
「ええ、ちゃんと見わけもつきますのよ、名前もちゃんと覚えていますわ」
「そうか、読書は何を読むんだ?」
「帝国初期からの戦術書をよく読みますわ」
「ほう、では帝国初期の皇帝の名前は?」
「ラルツ様ですわ、彼がいたからこの帝国はありますのよ」
「よく知っているな、そうだ、ラルツ様が作り上げたのは間違いない」
「ルッタ皇帝陛下の趣味は何ですの?」
「書類仕事・・・いや読書みたいなもんだ」
「読書ですか、いいですわよね」
「ルータニア、俺の嫁にならないか?」
「い、いきなりですわね」
「君みたいな大人しい人を俺は求めていたんだ」
「大人しい方なら他にもたくさんいますわよ?」
「いや君に決めたんだ、全員と一応喋って決めたことだ」
「そうですか、嬉しいですわ」
「それでどうだ?返事は?」
「わかりました。ルッタ皇帝陛下の嫁になりますわ」
「よかった、これで安心してこれからも生活していける」
「ただし、1つ条件がありますわ」
「なんだ?できる事ならなんでもやってやるぞ」
「インコと共に生活したいですわ、ですので、窓や入口などインコが通り抜けられない窓と2重扉にしてほしいですわ」
「インコは放し飼いなのか?」
「そうですわ、インコと共に起きて共に寝るのですわ」
「おおう、わかった、それはすぐできると思うからしておこう、工事が完了したら移り住むといい」
「よかったですわ、これは譲れない条件でして、受け入れられて本当によかったですわ」
「それぐらいなんでもないぞ」
「結婚式もするんですの?」
「そうだな、告知して3か月後といった所だろう、今日結婚を受け入れてくれたからな、今日から3か月後に結婚式だろうな」
「それだとドレスとかどうすればいいんですの?」
「大丈夫だ、裁縫士がおる、完璧な物を仕上げてくれるだろう」
「わかりましたわ、私が用意することはほかに何かありますか?」
「いや、特にない、あるとすれば使用人か、気の合う者を選んでくればいい」
「そうですわね、幼少期から育ててくれている使用人と清掃のプロがおりましてその2名を連れてきますわ」
「清掃のプロとな?宮殿にもメイドは沢山いるが・・・まあいいだろう」
「インコとの共生には清掃も大事なんですわよ」
「そうだろうな、まだあまり想像できていないが賑やかで楽しそうだ」
「仲良くなれるといいですわね、みんなでお喋り会も開催してるんですわよ」
「ほう、インコ同士でか?」
「そうですわ、インコ同士でお喋り会ですわ」
「それは見てみたいもんだな」
「仲良くなれると見れますのよ」
「そうか、仲良くな・・・難しそうだが頑張ってみよう」
「自然と慣れてきますわ、大丈夫でしてよ」
「そういうものか、インコのご飯はどうしてるんだ?」
「今まで実家で用意させていたのですが、今後は宮殿で用意していただけるのかしら?」
「料理長が腕を振るって用意するだろうな」




