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初代皇帝

私は今年で16歳になる村長の息子だ。

この村の住人は100人ほどの小さな村で農業中心に各自ほのぼのと生活をしている。


朝から畑の手伝いをし、昼前からは自由時間だ、今日の畑仕事も大変だった。

夕方からは剣術の練習があるので、それまでは好きなことをしててもいい時間なのだ。

今日は森に入ってみようかな?あまり森の深いところまで行くなと注意は受けている。


村の北側は森になっており森の深いところには魔物もでるという、まだ見たことはないが一応剣術の訓練も受けているのでなんとかなるだろうと思っていた。


森の中腹まで来た時に地面に血の跡があるのに気が付いた


ん?こんな所に血の跡?何か動物の血かな?しかし血の色は緑色だった。

動物の血は村でも大人が狩って来て血抜きをしているのをたまに見るが赤色のはずだったが目の前にあるのは緑色の血だったのだ。


私は考えた、よーく考えてみたのだ。人の血の色でも動物の血の色でもない、なんの血だ!?

気になって血の跡を追ってみた。


しばらく血の跡を追いかけると人が意識を失って倒れてる、足からの出血のようだ、上半身には血がついてない、左の太ももにでかい傷があるこのまま放置すれば出血で死ぬだろうと思った。


よく見てみると綺麗な女性だ、同じ年ぐらいにみえるが耳が長い、エルフ?あまり人数が多くない森に住む種族だと聞いたことがある。

近くの小枝を拾ってきて自分の上着を脱いで傷がある上の部分で止血した。血が止まれば助かるはずだ。


一人では運べないので村に戻って大人を呼んでこようかな?どうしよう?ここは森の中腹だから魔物もでないだろうし、村まで走れば1時間ほどでつく距離だ、迷っているとエルフが目を覚ました。


「おい、貴様がこの処置をしたのか?」

「ああそうだけどなんかまずかったか?」

「いや問題ない、助けてくれてありがとう、貴様はどこからきた?」

このまま村の場所も喋ってしまっていいのだろうか?

「近くの村だけど大人を呼んでこようか?私一人だと運べないと思うんだ」

「肩を貸せ、貴様の村の村長に用事がある」

私の親父に用事があるとは・・・親父にはエルフの知り合いもいたのかな?

「あぁ私の親父に用事があるのか、村まで歩いて3時間ほどだ、一緒に行こう」

「悪いな、運悪くドラゴンの成体に出会ってしまってな、貴様は村長の息子か?」

「そうだ村長の息子だ、本当のドラゴンの成体って出くわしたら死ぬと思うんだがよく生きていたね」

「私は武術は極めているからな倒せなくても逃げるぐらいはできるさ、今から息子と呼ぶことにしよう」

貴様から息子になったが口が悪いな、人間とは仲が悪いはずだけど、このエルフは親父に用があるようだしこのまま連れて行こう。

「名前は何て言うんだ?俺はラルツだ」

「私の名前はシロだ。ラルツよろしく頼む」


村へついた、村は今盗賊に襲われている最中だった。

村の中央で盗賊と戦っているのが見える。

「ラルツ見ておけ」

シロはファイヤーアローと言っただけだがシロの周りから無数の火の矢が出てきて盗賊と戦っているとこへ向かって飛んで行った。

「よしこれで盗賊どもはもう動けんだろうラルツ早く村長の所へ連れていけ」

ぽかーんと眺めていたらファイヤーアローは50人近くいた盗賊に見事に刺さりみんな倒れていた。

「すげー私も使えるのかな?もうみんな倒れてるし早く行こうか」


森から村の中央まで歩いて1分ぐらいの距離だ、村人に怪我をしている人も多数いる。死んでる人もいるかもしれない。

「親父エルフ連れてきたよ」

「おう、ラルツどこいってんだ、盗賊がきて大変だったんだぞ、そしたら火の矢が飛んできてこういう状況だ」

親父はテキパキとけが人の手当と盗賊の捕縛を無事な住人に指示していた。

「あぁ火の矢はこのシロさんっていうエルフの人がやったんだよ」

「ほーうエルフかどうした?こんな村に来るなんて爺さんの時代にエルフは一人きたぐらいだがな」

爺さんの時代にも一人は来てたんだ、初耳だけどなんか関係があるのかな?

「村長、お初にお目にかかるシロだ、この村の指南役を命じられて来た先代からの約束らしくてな、村が滅ぶまで尽くせとの事だ」

「爺さんとの約束か、それなら息子のラルツを鍛えてやってくれ、村の子供も一緒に頼むぞ」

「そんな事でいいのか?世界征服でも頼まれるかと思っていたんだがな」

「ガッーハッハッハ、息子が頼むかもしれんが俺はこのままでいいと思ってるんだ、今日から俺の家の離れを使え、人が泊まれるように布団ぐらいはある」

離れの掃除とかかなりしてなかったような


「ゴッホッホ、エリアウォッシュ!」

あれだけあった埃が綺麗になってる、家具も新品同様だ。


「ラルツよ、明日から死ぬかもしれんが訓練だ、死なないように準備してくるように、あと村人にも訓練を受けたいやつは呼んでおけ。ちなみにラルツと村人の訓練メニューは別だ」

なんで別なんだろう?一緒でもいいのにな


あーよく寝た、もう朝だ、夜は夕食を食べたらもうやることがない、寝るだけだ。

朝の畑仕事も今日は楽におわった。

昨日襲ってきた盗賊達を魔術が得意な婆さんが奴隷印を盗賊全員に使ったみたいで今日の畑仕事から手伝ってくれていた。

「シロさーん来ましたよー。今日から訓練なんですよね?準備はしてこなかったんですけど、なんか特別な準備が必要だったんですか?私わからなくて」

「ラルツよくきた、よく死ぬかもしれない訓練を受けに来たな、びびって逃げ出すんじゃないかと思っていたがいい根性持ってるな。」

いやいや何いってんだろうな?人はそんな簡単には死なないはずだ。まして訓練なんだから大丈夫だろう

「まぁ訓練ですからね?殺すわけではないでしょう?」

「そりゃ殺すわけないじゃないか、ただ死にたくなるかもしれんな」

「村人はあと5分もすれば集まりますよ、どんな訓練なんですか?」

親父が来た、奴隷50人も連れてきた。

「シロさんや、この奴隷50人も一緒に鍛えてやってくださいな、将来息子に使えるようにな」

「ほっほっほ戦闘部隊にするか?ちーと厳しくせんと無理だろうから厳しくなるぞ?」

「お任せしますよ、お前らも心入れ替えて訓練受けろよ!畑仕事の代わりだからな」

シロさんがエルフとわかったからか奴隷達の表情は地獄に来たように大人しくなっていた。

それもそのはずだエルフ一人に全員敗北しているのだからたった一発で。

村人も集まってきた。ほぼ全員そろっただろう。村人も70人ぐらい女子供まで来ていた。

みんなもしかして戦闘狂だった?村の人口は100人ぐらいだから70人もくるとは思っていなかった。


「よしじゃあ全員走れ、とにかく走れ、遅れた奴には私が直接指導してやる、村の周り1週回れるように道はつくってやった、今日でお前らの運命が決まる!脱落者は厳しく指導していく事になるだろう死にたくなかったら走れ!はじめー!」


みんな最初は戸惑っていたが走り始めた、そうここからが地獄だった、終わりがないからだ。

何週回っても終わりがないし遅れたらファイヤアローが飛んでくるので遅れることもできない。

私は走ることは得意だったので余裕で走っていた。そうみんなを3周追い越したところまでは余裕だったのだ。ちょうどシロさんの目の前を通りかかる時に声をかけられた。

「おいラルツみんなを30周追い越したら終了にしてやる頑張って走れ」

その声を聴いて本気で走った、そりゃ走ったさでもみんなも必死に走っている、なぜか?

みんなにもシロさんはラルツを追い越したら訓練終了にしてやると言っていたんだ。


だんだん脱落者が出始めた夕方、先頭を追い越すまであと1週になった。脱落者のほとんどが奴隷達だった。村人は脱落者を出していなかった。畑仕事で鍛えられてるからだろう。そんなこんなで先頭を30周追い越した時に訓練は終わった。時間はもう夜になっていた。

「本日終了!脱落者は集まれ!ラルツはもう今日は帰っていいぞ、明日のがきついからな」

今日だけでもへとへとだった、こんなに走った事は無かったからだ。


帰ったらご飯を食べて寝た。一瞬で朝だ。早いもっと寝ていたかった。

だけど朝は畑仕事がある為頑張って起きた。

脱落した奴隷達はどうなったんだろうか?あの後訓練でもさせられたんじゃ?そんなわけないよね?


畑仕事にでると奴隷達の姿はない。もう逃げだしたんじゃ?

いや違う、足音がする。走ってる!そう奴隷達は走っていた。


「ラルツもう畑仕事は終わりか?」

「あーシロさんおはよー昨日奴隷達が頑張って作業したおかげで今日はほとんどする作業なかったんだよねーもうすぐみんな集合するからね」

5分もすればみんな集まってきた。昨日の走るのでみんなやめたくならなかったんだ。やる気満々のようである。

「よく集まった!今日も走るぞー!ラルツを2周追い越したらみんなは終了だ。ラルツはみんなを30周追い越したら終了してもいいぞ」

うおおおおおおおおおおお!ラルツ絶対追い越してやるからなー!!!!!はじめーーーー!


そうそれから1年は走りっぱなしだった。最初とは見違えるほど足も速くなった。村人の限界も夜まで全速力なら余裕だ。奴隷達はもっと厳しく寝る時間2時間以外は走りっぱなしだった。みんな下半身だけはムキムキになっていた。

1年は剣術から始まり、弓が得意な人は弓の練習 魔法が使えるものも魔法の練習にうつった。ただ走るの全速力での50週マラソンだけは変わらなかったが早く別の訓練がしたい為みんなどんどん早くなって今では1時間もあれば50週おわってしまう。

奴隷達は訓練のほかに追加の畑の開墾作業も追加メニューに加えられ必死に開墾していた。

開墾するにも木を切り倒し、根を抜き去り、土を耕して肥料などをまかないと植物は育たないんだ。

それを二日程度で村人一人が使うほどの広さの土地を開墾し自分の家も建てていた。すべてシロさんが命じたことだ。何でも屋になってる気がする。


「シロさんもう2年目ですよ、いつ訓練は終わるんですか?」

「終わりなどない!ずっと訓練だ!何を甘えておる、そんなに元気なら追加のメニューを」

やったーーー!!!追加メニューだとよ!!??何さしてもらえるんだろうなー!!

村人の喜びようもおかしい。何かがおかしい。みんな訓練のし過ぎでおかしくなってるんじゃ?

「よし、今日でちょうど2年目も終わりだ、別メニューも追加するぞ!今日から走り込みは武器携帯の上山の上まで行って札をもらう、それが終わったら対人訓練だ」

嵐のようなメニューだ。山って標高3000メートルはある山だ魔物もでる、だから武器携帯なのか、ほんとうに死にそうなメニューだ。

毎日山に登り魔物を倒しBBQパーティーが理想なのだが稀にあるのだ、対人訓練が地獄すぎて毎日体が痛い、だが技術は次第に上がっていき多数を一人で倒す方法も数多く教えられ奴隷50人と村人70人合わせて120人もプロフェッショナルになったのはいうまでもない。


「よし3年間お疲れさん、一通り教えることは教えた、あとは自分で考えて訓練しろっ!」

「お疲れ様でした、ありがとうございますっ!!!!!!!!!」


「ラルツもう19歳だろそろそろ戦闘をしてみてもいいんじゃないか?」

「戦闘なら毎日してますよ、ここ1年ずっと戦闘だったじゃないですかっ!」

「うーんまぁそうだな確かにそれはそうだな、これからは対魔法訓練するか」

「対魔法って剣で魔法を切るとかいいませんよね?なんかそんな気がするんですが」

「おぉわかってるじゃないか!そうだよ幾千幾万の魔法を剣で切って見せよ」


それからも訓練が続き対魔法訓練も終盤になったてきた時に事件は起こった。

隣村から400人近く流れてやってきたのだ。

「どうしたんですか!?こんなにたくさん何かありましたか?」

「隣村で村長をさせていただいていた者です、盗賊に焼き討ちに合い村を捨ててきたんじゃどうか食料をお願いしますじゃ」

「いやー400人分の食料ですか、あっそうだ山上りで得た魔物の肉なら提供できますがどうでしょう?そのあとのことはまた後でということで先にBBQしましょうか」

「おー!食料を提供していただけると助かりますじゃお願いしますじゃ」


その後BBQをしなんやかんやあって村に住み着くことになり畑拡張や家建設などすべて奴隷50名にさせ約10日で400人分の家と畑を整備できた。

その中からも訓練に参加したい者も少なからず出てきて1年目の訓練をやっている当然走り込みからだ。

「親父、隣村が襲われて占領されたみたいなんだが俺達で退治しにいかないか?」

「そうだのお、ラルツお前ももう20歳だろ、村長の座をお前に渡す、これは村のしきたりだ、これからはお前が決めて実行しろ何でもやりたい放題だぞ金はないがな」


いきなりそう言われても困ってしまう。

しかし私は盗賊討伐に出かけることにした。奴隷50人村人70名を連れて。

むしろみんなはうきうきである。


遠視魔法で盗賊の人数を確認してもらったら500名はいるという。

みんなはそれを聞いてもやる気まんまんだったので森から全員で夜襲しようということになった。


当然うまくいった。こちらの被害0盗賊も500名捕らえ全員村へ連れて帰った。

婆さんが全員に奴隷印を押し畑の拡張をさせ家の建設までさせた。

その頃にはみんな従順になっていき訓練にも自動で参加、脱落したものには夜も走らせる回復薬を使ってまた走らせるのである、無限ループの地獄だ。


隣村までの道を整備し隣村まで村を拡張させようとしている。道沿いに家や畑を拡張だ、子供も生まれだんだん人数が多くなってきている、畑の拡張も日常茶飯事になっている。

そんなこんなで1年経過し村は安定してきた。もう街と言っていいかもしれない。


近くの村はすべて吸収した。あとは隣街まで村はない、城壁も築かれている城塞都市がここから一番近いだが城塞都市を落とせば近くの国と戦争になってしまうかもしれないがもう少し待つべきだろうか?

もう22歳だ、国落としをやってもいいかもしれない。エルフのシロさんに城塞都市について聞くと楽勝だと言っていた。本当だろうか?行商人として入り込んでしまえば壁など関係ないと言っていた。

確かに、と思い村人70名を潜伏させ奴隷達を引き連れて城塞都市に宣戦布告した。

夜間に行ったので城門はしまっていたがこちらから弓で攻撃した時に中に潜伏していた村人が呼応し城門を開いた。

相手は慌てふためいて城門付近で戦闘になっているがこちらも急いで城門に向かう、すると城門付近は占領できており、そのまま城主を捕まえる為城に向かったが城門がしまっておりどうするか悩んだが奴隷が簡単に登れますぜと言うもんだから登らせてみたら登り簡単に城門を開けてきた。

城主は小太りなじじいだったのでそのまま牢獄に入れ兵士も生きている者は全員捕らえ奴隷印を押した。

城塞都市の住民も奴隷印を押し戦闘訓練を行い3年後には戦力に数えれるだろう。


城塞都市を落としたことにより私の名前は一気に有名になった、地方に城塞都市を落とした村長がいると・・・。

ここで帝国を樹立し村も城塞都市まで道路を拡張し城塞都市付近を活動地域として畑や家を拡張して建て増しし移住者も多く受け入れ住民もどんどん増えていった。


「ラルツ、お前は国を興した。村長から偉く出世したな」

「あぁ親父ちょっと戦っただけなんだけどな」

「それができたのもエルフのシロさんのおかげだ、このまま補佐官にするだろう?」

「もちろんだよ、シロさんの戦闘訓練は大事だからね、ここの防御の意見も欲しいし」

「あとは経済学を学ばないといけないかもしれないな」

「それはちょっと専門家に任せるよ、これからも領土拡張はしていくつもりだしね」

「全員奴隷にするつもりか?そんなに奴隷を増やしたら奴隷だらけになってしまうぞ」

「いいんだよそのへんはちょっと考えてある、のちのち実行しようと思ってるから楽しみに待ってて」


「ラルツ皇帝、周辺諸国が食料の買い込みや武器の調達など戦争準備を進めていますがどうなさいますか?」

「すごく口調かわったね?シロさん」

「皇帝になられたのですから当然ですよ、引き続き指南役にしていただきありがとうございます。」

「シロさんの力は必要だからね、これからもよろしくね」




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