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竜殺しの学園生活(爆笑)  作者: 佐藤 達也
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23/37

第23話

おひさしぶりです。

大学生の本分は勉強でしょうか、バイトでしょうか?

それとも、サークル?

うう、頭が痛い…

第23話 入学式、ひと騒動(龍)

春風が気持よく吹くこの学園の学生寮では、


「うーん。むにゃ」

「ぐー。がー。ごー」


…二人の男子生徒が寝ていた。外では、たくさんの生徒の話声が聞こえているというのに、まるで何も聞こえないかのように寝ている。


…さて、おかしいとは思わないだろうか?

外にいるたくさんの生徒。ざわざわと話声が聞こえる。この二点に。


『ただいまの時刻は7:45。生徒の皆さんは講堂に移動を開始してください。講堂は8:30に閉めますので、早めの行動をお願いします』


…あらら。

大変だー♪


「うゆ?今何時?」

「うーん。煩い」


バッ!


「起きろー!もう8時だよー!」

「なに?!マジか?!」


バッ!


「ほら、ホントだよ」

「うわ?!マジだ!」


「それじゃ、お先~」

「な?!セリカお前ずるいぞ?!」

「起きなかった人が悪い」

「まぁ、確かにな」

「じゃ、お先―」


パタム。


「あ、逃げやがった!」


「ふぅ。危なかった。さぁ、急ごう」


「セリカ、お前―」


あ、寝坊して入学式に遅れそうだった人だ。どうしたのだろう。僕に何か用なのかなぁ。

も、もしかしてカツアゲなのかなぁ。うわぁ、怖いよー。ところで本当に何の用なのだろうか。


「お前、途中から全部聞こえてるからな?!てか、隠す気もないだろ?!」


あれ、何か言っているような?おかしいなぁ。僕にこんな人と会話をすることは恐怖しか感じないはずなのに全然怖くないなぁ。


「お前俺のこと嫌いだろ?!そうなんだろ?!」

「うん。まぁ、好きか嫌いかで言われたら…嫌いだね」

「ちっくしょうがー!!」

「で?間に合ったということは、魔法を使ったの?」

「お、おう。急に話の話題が変わったな」

「で、どうなの?」

「ま、そうだぜ。俺は強化魔法を使ったんだ」

「強化魔法を使えるの?」

「おう。どうだ!すごいだろう」

「いや、別に」

「あらら」


「こらそこ!私語は慎みなさい!」


「「はい」」

「死後は慎みます」

「セリカお前違うほうの“しご”だろ?!」

「うん」


「只今を持ちまして第286回入学式を開会します。校長先生からのお話です。校長先生、お願いします」


コツコツコツ…


「新入生の皆さん今日は。校長のリーゼ=ドラフトです。この学園で皆さんはたくさんのことを知ることになるでしょう。それは良き事なのか悪しき事なのかはわかりません。しかし、どちらの道に進んでも後悔の少ない道を選択してくれればいいな、と思います。勿論、この学園で悪しき道に進んでしまった者には更生させますが、卒業してからは誰もわかりません。ただ、後悔の少ない道を求めてください。そうすれば、道が開けるはずですから。以上で終わります」


うわ、欺瞞の一言だ。そんなことをできれば誰も苦労しないのに。

ふむ。学園長はふわふわとした可愛さだな。子どもだと言われたら信じてしまいそうだ。


「では、続いて本学園の生徒会長に挨拶です」


「ようこそ!新入生諸君!俺の名前はチェイル=アディクションだ。この学園では皆がしたいことをしてくれ!そうして仲間との楽しい思い出ができたら嬉しい。まぁ、例えば恋愛でもスポーツでも勉学でも良い。とにかく夢中になれるものを見つけてそれに打ち込んでくれ。我々は君たちの先輩として、精一杯手伝おう!以上で終わる!」


うわ、熱血した先輩だ。…苦手だなぁ。

底なしに明るくて、皆の視線を集めることができる先輩だな。


「それでは、新入生代表挨拶です」


「先生方、先輩方、そして同じ新入生の皆さん。今日は。新入生代表のナナ=ルージュです。私は今年の入学試験を首席で合格することができたため、ここに立つことができます。

私を強くしてくれた人は自分のことを決して師匠と呼ぶな、といつも言っていました。それは、自分の求めている力が今の自分の力より果てしなく強いからだと思っています。それは私にはとてもできません。その人に会うまでは、到底この学園に入学することが出来るような腕前ではありませんでしたから、当然ですが、私はその人の言っていることを理解できませんでした。今でも理解することができないと思っています。しかし、この先のことは誰もわかりません。なので、私はこの学園で充実した生活を送りつつ、強くなろうと思っています。なので、友達、募集中です。以上で終わります」


流石、ナナ。

ほら、会場のほとんどの男子はみんなナナのことを熱っぽく見ているよ。

ふふふ。これからが楽しみだな。



「「「「「ぐおおおおおおおおおん!!」」」」」


?!


「今の声はいったい?!」

「龍です!『イグナイト・ドラゴン』です!!」

「嘘でしょ?!何でこの日に?!」


「「「「「ぎゃおおおおおおおおおん」」」」」


ふぅ、あともう少しで25話、とてもではありませんが、こんなものを

見続けてくださっている皆様には感謝、感謝です。

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