勉強道具
二十七話目
誤字・脱字があったら申し訳ありません
ショッピングモールの地図を見て
目的地を決めた新崎。
エスカレーターを使って二階に行き
どんどんと進んでいく。
「んで、お前何処にいくつもりなの?」
「んー?勉強道具買いにいくんだぞ」
「あー…」
すっかり忘れていたが来月の真ん中には
テストがある。
どーせ頭のよい新崎くんは
一位でも取っているんでしょうね…
なんて思ってしまったが
うちの学校は確か一位のみを公開してるはず。
一年の頃に二、三回見たことがあるが
新崎ではない他の男子だった。
ていうか一位だけって実質晒し上げなのでは。
「…お前ってさぁ…去年の最後、何位だった?」
気になったことを聞いてみる。
「んーっと確か十何位だったはず、
そういう灯は?」
「真ん中よりちょいうえだな」
結局頭いいじゃないですかこいつ…
「…今度暇なときに勉強…教えてもらって
いいか?」
実を言うとどんなに勉強しても順位が
あんまり変わらないことがあり
あまり目立ってはいけないモブの呪い的なものがあるのではと本気で考えてしまった時がある。
呪いとか幽霊信じない系男子の俺なので
これを機にその呪いが無いことを証明したい。
「おう!いいぞ!」
まぁ…無事に了承をもらったのでこれで
俺の学力は上がるだろう。…上がるよね?
「…」
目的地に着き新崎が色々探し始めたので俺も
ペンやらノートやらを見てるんだが…
ペンとかボールペンの試し書きのところには
色んなものが書かれている。生存報告やら
何とかと何とかはずっと仲良しだよ!とか…
とりあえず線を引いておいた。
「灯?終わったぞー」
「うおっ、いきなり話しかけてくるなよ…
ていうか早いな」
「そりゃもとから買いたいの決めてたからなぁ、あってよかったよ、灯は何も買わないのか?」
「ノートとかなら家に予備があるからな、
問題ない」
「そっか、じゃあ次は灯の行きたいところに
行こうか」
「あー…でも別に俺買いたいものとか無いんだよなぁ…」
必要なものは少し前に買ってしまった、
だからといって待ち合わせ場所に行ったとしても今の時間からして数時間は待つことに
なってしまう。
ましてや女子のお買い物、
もしかしたら決めていた時間よりも
伸びてしまうかもしれない。
新崎も多分そのことを知っているはず、
だってこいつ幼なじみいますし。
幼なじみって言葉万能だなぁ。
「なんか悪いな、ごめん」
「いや、別に悪くはないぞ…
じゃああれだな、ゲーセン行くか?」
「あぁ、いいかもなそれ」
どーせお金は余ってるわけですし、
使い道あんまないわけだし。
もしかしたら冬花ちゃん可愛い人形好きかもしれないし…
「おぉー!陽斗くんじゃないかー!」
俺が冬花ちゃんにまるで指輪を渡すときのような感じで人形を渡しているときに(妄想)
何やら新崎を呼ぶ声が。
その声が聞こえた方向を見てみると
元気よく手を振っている女子、
そしてその隣にはそれを顔を赤くして
止めようとする女子が。
あっ…何か分かったかもしれない…
あれだ、新しいハーレム要員さんだぁ…




