早朝
二十話目
誤字・脱字があったら申し訳ありません
次はきっと遅くなります
「ふべっ」
少しばかりの痛みを感じで目を覚ました。
あれ…あー結局あのあとすぐ寝ちゃったのか。
それよりもどうして俺は床に落ちているのだ?
寝相良いはずなんだけどなぁ…
と思いもといた場所を見てみると……
城戸さんが俺の場所を奪って新崎の隣で
寝ている……
でもついさっき落とされたから
絶対起きてるこの人。
そんなに隣で寝たいんですか…
…それよりも
「あ、あのー俺はどこで寝れば…」
城戸さんに小声で聞く。
城戸さんが最初にいた場所は笠木さんの隣
だけどもそこで寝ることはできない。
できるはずない。
できるわけない。
できる気がしない。
…しばらく待っても城戸さんから返事はない。
どうしよう…
何処か寝るのに適した場所を
見回して探してみる。
…あれ?窓の外が少しだけ明るい
もしかしてもう朝なんじゃ…
携帯をとりだし確認してみると…
まあ朝ではある。
朝ではあるけど普通の学生は多分この時間に
起きてるやつそんなにいないと思う。
「どうしようか…」
携帯から結構の光を浴びてしまったので
すっかり目が覚めてしまった。
何をすればいいかわからないので
とりあえず撮り忘れてた冬花ちゃんの
寝顔を撮る。
「ん、んーっ…ふぁぁ…」
!
笠木さんがどうやら目を覚ましたらしいのだが…
あっぶねぇ…
うっかり通報されちゃうところでした。
俺はなにもしてなかったかのように振る舞う。
振る舞えませんでした。
寝るフリしようにも場所を取られてるしで
できないし椅子で寝るフリしようにも
間に合わない。
だから俺は直立不動で
窓を眺めることしかできなかった。
「あれ?仁田くん…おはよう…かな?」
おはようごさいます。
笠木さんは俺を見つけると小声では
あるがちゃんと挨拶してくれた。
とっても優しい。
「えっと…おはようごさいます…
まぁ…色々あって…」
そう言って俺は自分の寝てた場所を見る。
俺の見ている先を笠木さんも見てくれる。
「あ…夏ったら…」
どうやらどうして俺が起きているかを理解して
くれたご様子。
「もう目も覚めちゃいまして…
何しようか考えてたんです…」
それを聞くと笠木さんはゆっくりと布団から
出てきて近寄ってくる。
幼女を盗撮してましたとは絶対言えない。
「どうしようかな?朝ごはんの準備でもする?
でも…作り終わった後に皆を起こしに来ても
早すぎるよね…うーん…」
時間に余裕がありすぎることがここまで
面倒だとは。
まぁまずは顔洗ったり着替えをしないかなぁ。
「まずは着替えとかしときますか?
まぁ荷物は最初の部屋だからちょっと時間
かかっちゃいますけど…」
最初の男女別の部屋に着替えやらなんやらは
置きっぱなし。
ここにあるのは城戸さんと冬花ちゃんが
持ってきた遊び道具ぐらい。
ここに持ってきたとしてもどうせ違う部屋で
着替えるんだろうけど
「そうだね、じゃあ一緒に行こっか!」
小声ではあるが笠木さんは元気に返事を
してくれた。
女子と話すことに慣れそうで怖い。
少し暗い廊下を歩いていると
笠木さんが急に話しかけてきた。
「ねぇ仁田くんっていつも何時ぐらいに
起きてるの?」
親から見捨てられている俺は弁当を
作らねばならないから普通の学生よりも
ほんの少し早い時間に起きている。
ほんと冷凍食品にはお世話になってます。
「まぁ…普通の学生よりちょっと早いぐらい
ですかね。」
冷凍食品の話をうっかりしそうになったが
口には出さずにすんだ…危なかった…
「わたしはねーいっつもこの時間帯ぐらいなんだよっ!」
早すぎませんかね?
弁当二つ作るとしてもそんなに時間は
かからんでしょうに。
「えっと…早すぎません?」
何をしているのかが気になってしまったので
聞いてみることにした。
女子に質問できるようになっておめでとう!
「そうかなぁ…?お弁当作ってその後に
陽斗を起こしに行ってるんだけど…
あっ…今の忘れて…」
? 幼馴染みが毎朝起こしにくるのはいつもの
ことでしょ?
笠木さんの顔を見ると少し赤くなっている。
「…別に陽斗のこと起こしにいってるとかなら
言っても俺は大丈夫ですけど…」
ほんとになんで話をやめるかが分からない、
乙女心って複雑だなぁー
「あ、いやそういうことじゃなくて
もしかしたらいっつも早く時間が過ぎるのって
陽斗を起こしに行くときに緊張してるからかなぁ…って考えちゃってね!
ほらいつ陽斗が…その…ね…あの…何してくるか
分からないからちゃんと…ね。
心の準備…を…って忘れて!今の忘れてー!」
顔をさっきよりも赤くして手をブンブン振る。
朝だというのにこんなに大声を出せる
笠木さんってすごい…ていうか新崎がすごい。
まぁ…結局はノロケ的なことである。
俺に対する当て付けかなにかですか?
いつも一人で起きてる俺は負け組なんでしょうね。
「え、えっともうひとつ聞いていいかな?」
話題を変えるためにだろうか、ちょっと声を
大きくして話しかけてくる。
まぁ触れてほしくないみたいだし
聞かないことにしようそうしよう。
「いいですけど…」
俺から返事をもらうと笠木さんはまたも顔を赤くして聞いてくる。
「え、えっと…私と陽斗って周りからどう
見られてるのっ!?」
俺の人生で過去最高の問題がでてしまった。




