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桃色の百合  作者: 灰色の猫
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百合花

女の子目線は難しいですが楽しいです。当然の事ですが、ソラ目線の『灰色の空』と矛盾がないように進めていきたいです。

なんかおかしいと感じたら指摘してください。

よろしくお願いします。


気づけばあなたをいつも捜していた。

あなたが白球を追うように、わたしもあなたを追っていた。

あなたは白球を上手に捕まえるけれど、わたしはあなたを捕まえる事ができるかな。

あなたは白球を上手に打てるけど、わたしはあなたにストライクな女の子になれるかな。




「ソラ、お願いしますっ」

「だーめ」


朝の見慣れた景色のいつまで経っても見慣れないあなた。


そう、わたしはカズ君が好き。

人をこんなに想ったのは初めてだけど、多分これが恋ってやつだと思う。

毎朝、カズ君はわたしの前の席にいるソラ君に宿題を見せてとねだりに来る。

ソラ君も人が良いのか、だめと言いつつ毎回見せている。

軽いツンデレというやつかな。

わたしが宿題見せても良いのに…

たまにソラ君が羨ましく妬ましい。

そのポジション変わってと言いたくなる。


でも、同じ男だったらこんな気持ちは抱かない。 最初は特に意識してなかった。

確かにカズ君は顔もそこそこ良くて、運動もできる人。

ただ、それだけだった。

周りの女子は結構ちやほやしてたから、それに反発してどこが良いんだろ、とも思っていた。


それだったらまだソラ君の方が雰囲気がゆったりしていて、人が良くて変に女子に媚びるとこがないから、モテそうなんだけど。


まあ、ソラ君は意中の相手がいるから他の女子には振り向かないと思うけど。


わたしの友達のミナちゃんと幼馴染みみたいで、ちらちらとミナちゃんの席を見ている。

ミナちゃんはミナちゃんで気づいてないし。

もう、早くくっついちゃえよと片想いしているわたしがなんか惨めになってくる。


まあ、ソラ君のおかげでカズ君を毎朝拝めるわけですが。

ありがたやありかだや……


話もしてみたいけど、多分カズ君の前だとうまく喋れないだろうな。


な〜んか、きっかけないかな。



んっ、ミナちゃん経由でさらにソラ君経由でどうにかできないかな。


もう付き合うとかそこまで夢見ないから、話くらいはしたい。

できるようになりたい。


わたしの特技を生かしてなんとかお近づきに……


わたしの特技って……

勉強はそこそこできる。学年一位ではないけど。

あとは水泳。

小さい頃から続けて、一時はやめたけど。

努力家のカズ君に影響を受けてまた始めた水泳。

水泳を教えるとか。

もうすぐプールの授業始まるし。

……いや、カズ君は泳げるんだっけ。


あとは………胸………

クラスの中では大きい方だけど。

カズ君も男の子っ。

興味はあるはずっ………

だめだね。

まともに話せないのにいきなり胸で攻めてもただの変態だ。



なんかないかな。



あっ、カズ君が先生に呼ばれてる。

あれは野球部の監督さん……



なになに……

期末テストで………


赤点取ったら……

夏休みの試合は………



出られないっっ。



これはカズ君にとっても、野球部にとってもピンチっ。


……………ここはわたしの出番でしょ。


ユリカ、今がチャンスよっ。

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