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第ニ話「ぼくのにちじょうは日常よりはにちじょうです」

昨日はあんなプロローグからはじまりましたが、

ボクはそこらへんにいるごく普通の男子高校生です。2年生です。

それはもう男子高校生として日常とかおくってるくらい普通の男子高校生です。


魔法も劣等生どころか特殊能力なんか皆無です。

右腕も普通だし。そんなに不幸じゃないよ。ほんとだよ。


名前は西戸崎 のぶお。メガネ君とか呼ばれている。

ボクの本体はメガネだお。


趣味は、アニメ鑑賞、ゲーム、ネットとか

まぁ、俗にいうテンプレオタクくんですね。

最近はモンシュトというアプリゲームに夢中。




とかなんとか、ラノベの主人公感を演出をするためにそのようなことを考えつつも、

教室のドアをあけた。黒板消しは落ちてこなかった。よかった。


「おはよー」


「やや!メガネ氏おはようですぞ」


こいつは唯一のヲタ友達の太田くん。

ボクのモンシュト仲間。


「メガネ氏、メガネ氏、みてくだされ!」


「そ、それはっ!超絶祭の新キャラじゃないですか!!」


「ふっ。昨日5000円課金で引き当てましたぞ。俺氏の愛をもってすれば当然の結果ですぞ。

 いや、むしろこのキャラがあたるという結果になる為に課金が発生したというべきか」


「はいはい、因果の逆転」


などとくだらない会話をしながら席についた。


今の今まで昨日のウソ告白を逃げたことによる罵詈雑言が、

机にラクガキされているところまでは想像できていたのだが…。

どうやら昨日のウソ告白の件でボクに被害がどうのこうのは無いようだ。


ぶっちゃけ滅茶苦茶ビビってた。


朝のホームルームが終わり、1限目の途中

急にドアが開いた。


「ハヨーザイマース」


適当なあいさつと共に女子生徒がはいってきた。

もうお分かりだろうか。

そう、ヤンキーちゃんである。


「砂尾ー遅刻だぞー。ちゃんと担任の先生に言っとけよー」


「はーい」 


なんて会話を先生とするヤンキーちゃんこと砂尾さんが席に着いた。


目の前では太田君がキョドっていた。

この人は本当にヤンキーが苦手だな。

まぁ、ボクも人のこと言えないんだけど。


そんなこんなで、午前の授業は終了し、昼休みに入った。


「メガネ氏、メガネ氏!!俺氏は昨日覇者タワーを38階まで攻略しましたぞ!!」


太田氏がイスをこちらに向けて話かけてきた。


「まじっすか!太田氏!きもちわるぅ!」


「デュフフ!もっと褒めてくだされ!」


ボクと太田氏はいつものようにキャッキャとオタトークしていた。

しかし、今日は少しだけ違った。


「ねぇ、西戸崎。それなに?」


ボクは唐突にヤンキーちゃんに背後から声をかけられた。


ボクの背後に立つなぁ!!とかいって銃口をむけたい!

それよりも現実から目を背けたい。ライダーたすけてっ!!


ああ、太田氏はとっくに前を向いて一生懸命39階に挑戦中だ……。

現実逃避してる。ひでぇやつだな!


「えっとね、このゲームはモンスターシュートっていうアプリゲームだよ。

感覚としてはビリヤードとかおはじきみたいなやつかな。かな。(震え声)」


ビビリ過ぎて竜宮さん家の娘さんみたいな語尾になったやろ!!

どないしてくれんねん!!(震え声)


「ふーん。面白いの?」


「ん~どうかな。人それぞれだね。ボクは結構好きだよ。

 マルチプレイとかで4人まで一緒にできたりするしね。(震え声)」


「そうなんだ。分かった」


そう言って、ヤンキーちゃんは教室をでていった。


「「なんだったんだ。。。」」


ボクと太田氏はハモるようにそうつぶやいた。


このあとボクは太田氏の39階攻略の邪魔をすることに何の躊躇も無かった。

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