神様と汚部屋でヤニ暮らし
あれから幾年経っただろうか、外を見れば相変わらずの赤い夕焼け、違いがあるとすれば稲穂の他に葡萄やら林檎やらの木、そして煙草の葉っぱが風に揺れてるくらいだ。あれから離界にも何度か行った、あそこは相変わらず賑やかだ
ヤガラ「ふは~・・・うん今回もいい出来じゃな」
ヤガラが満足そうに煙草をふかす。俺も煙草の煙を吐く
膳「しっかし・・何も部屋の汚さまで再現することなかったんじゃないか?」
俺は煙草をふかしながら家の主に文句を言う、煙草の空箱まで再現とは・・たまげたなぁ
ヤガラ「いいではないか、この方が落ち着くんじゃ!」
不満そうに煙を吐くヤガラ、そこへ来訪者が現れる
茨木童子「あーー!!まーた二人して煙煙してる!!換気しろ換気を!!」
茨木童子が足の踏み場の少ない部屋をおぼつかない足取りで窓まで行き窓を全開にする
強い風が吹く、それと共に二人の鬼が現れる
江鬼「ただいま」
江季公「帰ったぞー!」
デカいイノシシが目の前にでーんと現れる
膳「今夜はイノシシか」
江鬼「川魚もあるよ」
江鬼が煙草をふかしながら魚を見せつけてくる、おおでっかいなぁ
茨木童子「よいしょ!」
元気な掛け声と共に俺に背を預けてくる茨木童子その笑顔は眩しいくらいだ
江季公「して・・・今夜は誰が相手するんだ?」
4人「俺、ワシ、俺!僕」
膳「はい!・・じゃんけ~ん」
俺は新しい煙草に火を付ける。俺の後ろでじゃんけんしてる4人の事など気にしないように
深く煙を吸って吐く、美味い、
これからもこの賑やかな生活はずっと続くんだろう、てか続いてくれと願う
ヤガラ「だー!!負けた負けた!!」
ヤガラが頭を抱えて戻ってくる。俺はスッと煙草を差し出す。いつかみたいにヤガラが俺の煙草に自分の煙草を近づけてくる。俺はグッと寄せる。ヤガラの煙草に火が移っていく
俺たちは後ろの結果を気にせず仲良く煙を吐く。煙は漂い窓の方に流れていった。 END




