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プロローグ
『ねぇ。答え出たかな。』 その声のせいで視界が明るくなる。
静かで雰囲気のいい森だ。あたりを見渡してみるがあるのは木と少量の花のみ。
『無視しないでくれるかな。』うるさいなぁ。そんなこと言われても知らない土地で知らない人に質問されったって答えられないもんは答えられないよ。
『ふふふっ。まだみたいだね。』彼女はそう言って光の先へ進んでいく。
「待って…!」
その言葉を皮切りに僕は現実に引き戻された。
『まだ寝てたのかい。早く起きて準備しな。』
声の先にいたのはきれいな赤髪で長髪の長身女性だ。
皮袋に荷物を積めながら、『早くしないとおいていくよ。』と言う。
別に僕は行かなくてもいいんだ。ただ来いっていうから行くだけで。
『いつもの場所だ。早く来なよ。』そういうとその女性は光の先へ消えていく。
…なんで彼女はここまでして僕に構ってくるのだろうか。本当に人間はわからない。
でも、わからないから----------面白い。
体を起こし、外に出る。
まぶしい日差しを受け目を細めて上を見上げるとそこには雲一つない、きれいな青空が広がっていた。




