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白雪姫  作者: 柚子
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出会い

「後、何回こうやって会えるかな?」


ぽつりと降り積もる雪に触れながら言う君。


「は?いきなり何やねんな。なんぼでも会えるよ」

「えー1000回くらい?」

「だって、第一俺ら結婚すんねんで?嫌でも会うやん」

「そうやけどさー。カップルのままやったらどうなんかな?って」

「週一で会ったとしても20年ちょっと?」

「そうやってスグ計算するんクセやよな」

「ユキが変なこと言い出すからやろ?」

「でも、そんだけ居れるかわか」

「アホ!100年経っても一緒に居るから無限やし!

 大体今、週3で会ってるやん」

「じゃあ、20年×3やからあ・・・・・・」

「だーかーらー!!」


俺を軽く怒らせては子供みたいにはしゃぐ君のことが大好きやった。

でも、それが本間に指折りくらいしか会われへんようになるなんて・・・


×××

『お疲れ様でーす』

「今から飲みに行きますけど、亮さん来ます?」

「いや、今日は会議とか重なってしんどいから帰ろかなー。

 何処行ってもカップルだらけやろしな」

「Xmasっすもんねー。じゃあ、寂しく男祭りしてきます!」

「おぉー!盛り上がってこい。」

「そいや、明日2年ぶりくらいに雪降るらしいんでー。

前倒しなったらもうちょっとしたら降り出してくるかもですってー。」

「そっかー。ホワイトXmasなんてロマンチックやなー。お疲れー。」

「お疲れーっす。」


2年ぶりに雪、か。

あの時からどうしても「雪」という言葉を受け入れられない

情けない自分がまだいてる。

どうしてもどうしても・・・

大好きで仕方なかった君を思い出すから・・・



2007 冬

君との出会いは本間普通で・・・

よく行く普通のカフェの常連同士やった。

(というかたまたま付き添いで入った時に見かけた俺が

一目惚れして通い詰めてっただけやねんけどな)

一歩間違えればストーカーやんってくらい通ってやっと話せた。

名前を聞いた時、とびきりの笑顔で

「ユキです」って言われた時、ぴったりやと思った。

君は「白雪姫」そのものやったから。

いや・・・まぁ、姫より美しいけどな!!


そっからは色んな発見があった。

毎回居るからフリーターか思ったら学生やって、

当時24の俺に対してユキは20歳やったこととか、

カフェ通ってるくせに紅茶やコーヒーが飲まれへんとか・・・

距離の計り方がよく分からんくて離れてしまったこともあった。

でも、その溝を埋めてくれるのはいつもユキの方やった。

年上のくせに子供っぽくて甘えてる部分もいっぱいあったと思う。

そのせいでぶつかったのも少なくなかった。

でも、その何倍も何十倍も2人で楽しくて幸せな時間も育んできた。

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