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第4話 よぞらのまちをあいしたひとたち 第3節
「ねぇ、あなたがふくだんちょうになってくれない?」
おちこむせいねんのまえにふくだんちょうがすがたをあらわし、そういいました。
なんと、つぎのだんちょうはふくだんちょうだったのです。
「『ほしくずだん』だんちょう、クルクスはあなたをふくだんちょうににんめいします。あなたの「なまえ」は?」
せいねんはふくだんちょうだった、クルクスのことばにとまどいます。
クルクスがだんちょうになること、じぶんがふくだんちょうになることにもとまどいました。
しかし、それよりも「なまえ」をきかれたことにとまどいました。
なぜなら、せいねんには「なまえ」がないからです。
「かれのなまえはシリウスです」
そこで「なまえ」をいったのはウェイシンでした。
なんと、ウェイシンが「なまえ」をかんがえてくれたのです。
「よろしくね、シリウス」
そうしてシリウスはふくだんちょうとなりました。




