表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ナイトパーティー  作者: 内山スク
10章 ルーラ王国編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

146/151

竜騎士の魂

 剣と矢が飛び交い、血の匂いで満たされたルーラ王国。

 カレッジとアイスノックはルーラの騎士達を斬り伏せながらルーラ城の入り口まで来ていた。

「レゲンとリケイルはどこにいった?」

 カレッジは周りを見渡して、レゲンとリケイルがいないことに気がついたが、周りには鎧を血に染めて他に伏せたルーラの騎士しか見えない。

「あの兄弟なら大丈夫だろう。それより城内に入るぞカレッジ」

 アイスノックが足を一歩前に出すと、突如氷柱がスパイクのように生えてきた。

「うおっ!?」

 アイスノックは踏み出した足を戻すと、床に生えた氷柱は目の前で止まった。

 そして場内の奥から誰か歩いてくる音が聴こてくる。

 レイピアを手に持ち、闘志に満ちた表情を浮かべた男。

「ガロン・バレル」

 カレッジが男の名前を口にすると、男はカレッジを見つめた。

「よう、久しいなカレッジ」

「お前ルーラの騎士だったのか」

「あぁそうだ」

 カレッジとガロンが話す様子を見て、アイスノックは二人の顔を交互に見た。

「お前ら知り合いだったのか?」

「あぁ仕事を一緒にしたことがある」

 カレッジはアイスノックに言葉を返すと、ガロンはレイピアを構え戦闘態勢に入った。

「お前ら二人が相手なら申し分ないな」

 カレッジとアイスノックを武器を構えた。

「へへっ、ミサハで戦った時わかっただろ。お前の攻撃は俺のメタモルフィアに通じない」

「あぁこれだけならな」

 ガロンはレイピアを正面に向けると、踏み込んだ。

 目では追えないスピードでガロンはカレッジ達と距離を詰めるとレイピアでアイスノックの胸を貫こうとするが。

 アイスノックはレイピアを左手で受け止めた。

 そして受け止めたレイピアの刀身をカレッジが二振りの剣を叩きつけ、レイピアの刀身を叩き折った。

 ガロンは後ろに下がり、距離を開けると折られたレイピアの刀身を凝視した。

 驚いた様子はなく、むしろ何か腹を括ったような冷たい目をしていた。

「武器を失ったら打つ手がなくなったんじゃないか」

 勝ちを確信したように話すアイスノックに対してガロンは冷静に言葉を返した。

「確かにな・・・だがこれで覚悟が決まったよ」

 ガロンは懐から白い宝石のような石を取り出すとそれを口の中に入れ飲み込んだ。

「ま、まさか!!」

 カレッジが飲み込んだ物がハイレプリカだと気がついた時には遅かった。

 ガロンの身体は変化を始め、白い煙のような物がガロンの周りを包み込んだ。

 煙が晴れると共にガロンだった生き物がそこに立っていた。

 鋭利な爪、背中に生えた大きな翼、そして身体中を包むきめ細やかな白い鱗。

 まるでドラゴンを無理矢理人の形に押し留めたような姿をしていた。

 ガロンはゆっくりカレッジ達を見つめた。

「さぁ本当の戦いを始めようか・・・」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ